W杯アジア最終予選を戦う日本代表に招集してほしい“遠藤タイプのボールハンター”。本人曰く「小学生の時からボールを奪うのは得意」
ボランチの4番手が見当たらない状況
北中米ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表で少し気になるのが、ボランチの選手層だ。遠藤航、守田英正、田中碧まではスッと名前が出てくるが、いわゆる4番手が見当たらない状況なのである。 【画像】日本代表のオーストラリア戦出場15選手&監督の採点・寸評を一挙紹介! 2選手に7点の高評価。MOMはキレキレだった13番 森保ジャパンでシャドーが主戦場の鎌田大地をボランチに回す手もある。ただ、その鎌田もどちらかと言えばゲームメーカータイプ。遠藤のようなボールハンターではない。 守田もボールハンターかゲームメーカーかと言えば、おそらく後者になるだろうし、田中もオフェンス色がやや強い。こうした観点からすると、遠藤と同タイプのボールハンター不在はやや気掛かりに映る。 そこで是非、今後のワールドカップ・アジア最終予選で試してもらいたい国内組が、鹿島アントラーズの知念慶だ。 24 年11月1日現在で1試合の平均タックル数「4.1」はリーグ1位で、同インターセプト数「0.6」はリーグ4位の成績だ。今季からボランチに転向して、これだけの成績を残せているのは「小学生の時からボールを奪うのは得意でした。ディフェンダー(CB)だったこともあって」(知念)との背景も関係しているだろう。 知念は「感覚でボールを奪う」タイプだ。 「リアクションではなく、アクションの守備。ディレイするというよりは自分でアタックして奪います。もちろんかわされる時もありますが、取れる回数も多いので。チャレンジしに行くようにしています」 まさに遠藤タイプのボランチである。しかも、セットプレーで得点源になれるのだから、魅力的なタレントだ。直近のフロンターレ川崎戦での負傷も軽傷だとの情報もあるだけに、このタイミングで一度代表に呼んで見てもいいのではないか。 果たして、森保一監督の目にボランチ知念はどう映っているだろうか。 構成●サッカーダイジェストTV編集部
【関連記事】
- 「中国なら宇宙人以上」「帰化して」日本代表で起用しないならほしい! 森保監督が招集しない29歳FWに中国代表入りを望む声!「我が国ならとっくにキング」
- 「僕たちを必要以上にリスペクトしていないのは腹立たしい」本田圭佑の衝撃発言から8年の時を経て、日本代表はピッチで豪州を“格下扱い”した【W杯アジア最終予選】
- “金言”にすべき伊東純也の言葉「組み立て、崩し方に言及しすぎると守備とのバランスが悪くなる恐れもある」【日本代表/識者の見解】
- オーストラリア戦で“話題となった2人”をスタートから同時起用するのはある意味リスキー。実践するなら調整が必要に【日本代表/識者の見解】
- 「サイドバックがいる意味があまりない」森保ジャパンがあくまで3バックシステムにこだわるならメンバー編成は…【識者の見解】