史上最強は誰だ!? 日本人“高額”市場価値ランキング16位。ベテランなのに急上昇!? 名将に愛された潰し屋
サッカー選手のバリューを表す指標のひとつである「市場価値」は、時代によって大きく変動する。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出した金額をもとに、日本人選手の歴代最高市場価値ランキングを紹介する。※価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。市場価値は12月1日現在
16位:遠藤航(えんどう・わたる) 生年月日:1993年2月9日 最高市場価値:1300万ユーロ(約20.8億円) 更新日:2023年10月9日(当時30歳) 市場価値の算出基準の一つに将来性という項目がある。そのため、年齢が高くなればなるほど価値は上がりづらい傾向にあるのだが、遠藤航は例外だったようだ。 遠藤の市場価値が急上昇を見せたのはブンデスリーガのシュトゥットガルト時代にあり、とくに2020/21シーズンは自身初のデュエル王に輝くなど、市場価値は1年間で約4倍に膨れ上がり、1000万ユーロ(約16億円)の大台に到達した。 この時点で遠藤は28歳を迎えている。20代後半の年齢でのこの上昇だけでも見事なものだが、遠藤はその約2年後の30歳のタイミングでさらなる急上昇を見せつけた。 それは遠藤がリバプールに移籍を果たした2023/24シーズン。ファビーニョの後継として中盤での潰し役を求めていたクロップ・リバプールに完全にフィットすると、シュトゥットガルトでのキャリアの終盤には下落傾向にあった市場価値は、回復どころか自己最高額を更新。わずか半年で650万ユーロ(約10.4億円)から1300万ユーロ(約20.8億円)まで約2倍の上昇を見せ、さらにはその価値をシーズン終了時まで維持させたのだ。 奇しくも、そのシーズンはユルゲン・クロップがリバプールで指揮を取る最後の年となってしまったことは、今の遠藤の状況を見れば不運だったと言わざるを得ない。近づいてくる冬の移籍市場で、遠藤がどのような動きを見せるかに注目だ。
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