もうすぐデビューから55年。人気衰えぬオールドジムニーの歴史を振り返る
■第2世代(SJ40型) 1000ccエンジンを搭載した輸出仕様
ジムニーは海外での販売が好調だったため、第2世代ではあらかじめ大型エンジンを搭載することを前提に開発が進められました。そしてSJ30の発売から約1年遅れとなる1982年8月に日本でもジムニー1000が登場します。実は国内での販売予定はなかったと言いますが、ユーザーからの要望で国内販売が決定したと言います。 搭載エンジンは970ccの水冷4気筒。軽自動車規格にとらわれる必要がないので、前後フェンダーにはオーバーフェンダーが装着されて大径タイヤを履いています。ボディタイプはハーフメタルドア、フルメタルドア、バンに加えてピックアップも設定されました。 【Specifications】(FK) サイズ:全長3355mm×全幅1465mm×全高1680mm ホイールベース:2030mm 車両重量:805kg エンジン:4サイクル水冷4気筒 排気量:970cc 最高出力:52ps/5000rpm 最大トルク:8.2kg-m/3500rpm トランスミッション:4速MT
■第2世代(JA51型) 1.3Lエンジン搭載でハイパワー化
軽自動車規格がない海外では、ジムニーの性能に驚いたユーザーから「もっと大きなパワーが欲しい!」という要望が出ました。そこでスズキはカルタス1000に搭載されていた1L3気筒エンジンに1気筒追加した1.3Lエンジンを開発。これをジムニーに搭載します。 これはジムニー1300として1984年11月に日本でも発売されました。ジムニーは基本的に商用登録(バン)でしたが、JA51は初めて5ナンバー登録の乗用モデルも用意されました。 【Specifications】(フルメタルドア) サイズ:全長3355mm×全幅1465mm×全高1690mm ホイールベース:2030mm 車両重量:840kg エンジン:4サイクル水冷4気筒 排気量:1324cc 最高出力:70ps/5500rpm 最大トルク:10.7kg-m/3500rpm トランスミッション:5速MT