もうすぐデビューから55年。人気衰えぬオールドジムニーの歴史を振り返る
■第2世代(JB31型) 国内で「シエラ」の名が使われた初のモデル
JA11に1.3Lエンジンを搭載したモデルとして1993年5月に登場。車名はジムニー1300シエラと名付けられました。大型のオーバーフェンダーやグリルガード、サイドステップなど、当時流行していたRV車の人気装備が奢られているのが特徴です。 1993年11月には3速AT車も追加され、レジャー需要に対応しています。 【Specifications】 サイズ:全長3470mm×全幅1545mm×全高1670mm ホイールベース:2030mm 車両重量:970kg エンジン:4サイクル水冷4気筒 排気量:1298cc 最高出力:70ps/6000rpm 最大トルク:10.4kg-m/3500rpm トランスミッション:5速MT
■第2世代(JA12/22型) ついにコイルスプリングを採用
90年代はバブルが弾け、安近短のレジャーが流行。それにともないクルマもレジャー志向の都市型RVやステーションワゴンが流行します。JA11はリーフスプリングのセッティングを変えてオンロード性能を高めることで対応しました。そんな中、1994年12月に三菱 パジェロの弟分としてパジェロミニが登場。ジムニーの独占市場だった本格軽SUV市場で強力なライバルとなります。 パジェロミニはモノコックボディとラダーフレームを組み合わせた構造で、4WD以外にFRも設定するなど、実は本格SUVというよりも都市型SUVの延長上にあるモデルでした。それがヒットしたことで、ジムニーも一層の快適性やオンロードでの安定性が求められました。 1995年11月に登場したJA12とJA22は初めてコイルスプリングを採用しました。軽モデルでも4ナンバーから5ナンバーになり(一部4ナンバーもラインナップ)、車内の居心地の良さがアップしています。 JA12とJA22の違いは搭載エンジン。JA12は従来からのF6Aエンジンを搭載。JA22はアルミ製のK6Aエンジンを搭載しています。パワステもJA12が油圧式なのに対し、JA22は電動パワステという違いがあります。 【Specifications】(JA22型) サイズ:全長3295mm×全幅1395mm×全高1680mm ホイールベース:2030mm 車両重量:890kg エンジン:4サイクル水冷3気筒ターボ 排気量:658cc 最高出力:64ps/6500rpm 最大トルク:10.5kg-m/3500rpm トランスミッション:5速MT