大阪モデル「黄信号」に引き下げ決定 ライトアップ事業は終了
第85回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議で決定
大阪モデル「黄信号」に引き下げ決定 ライトアップ事業は終了
大阪府は31日午後、大阪府庁で「第85回大阪府新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、大阪府内の新型コロナウイルスの感染状況を示す独自の基準「大阪モデル」を非常事態を示す「赤信号」から警戒を示す「黄信号」に引き下げることを決定した。 【動画】大阪府が新型コロナ対策会議(2023年1月31日)
吉村知事「黄信号の基準を満たすという状況になりました」
吉村知事は会議で「大阪モデルについて、黄信号の基準を満たすという状況になりました。感染が減少傾向になるという中で黄色信号の基準を満たすということになりましたので、大阪モデルの黄色信号を灯すということにしたいと思います」と述べた。
大阪モデル「5類に正式に移行するまでの間は存続するという形にしたい」
吉村知事は、先週行われた定例会見などで新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが5類となった場合は、大阪モデルを廃止する考えを示していた。会議で吉村知事は改めて「5類になればその役割を終えて終了するということになります」と話した。 そして「現状の大阪モデルそのものについては、コロナ病院における病床の管理等の一定の指標にも使われていますので、大阪モデルそのものについては5類に正式に移行するまでの間は存続するという形にしたい」とも話していた。
ライトアップ協力事業終了、知事「協力いただいたことに感謝」
一方、大阪モデルを周知するライトアップ協力事業については終了することが発表された。 このことについて吉村知事は「通天閣さんであったり、様々な民間事業者のみなさんにご協力いただいたことに感謝を申し上げたいと思います。そういった点を含めまして、5類に移行するまでの間の取組なども含めて、オミクロン株で大きく性質が変わりましたので3月31日をもって終了する事業を含めて決めていきたい」と話していた。
吉村知事、府民に基本的な感染対策など呼びかけ
会議終了後、吉村知事は報道陣の囲み会見に応じ、報道陣からは「新型コロナウイルスの感染法上の扱いもかわり、かつ、大阪モデルで赤信号から黄信号になるということで緩和が続くような状況だが府民にメッセージは」という質問があった。
それに対し、吉村知事は「コロナの感染自体は減少傾向にあります。大阪モデルの赤信号も黄信号の基準を満たすということになりました。ただウイルスは当然存在しますし、インフルエンザも流行っているという状況にもあります。今後はウイルスと共存していくという中でお一人おひとりの判断、基本的な感染対策、これが重要になってくると思いますので、そちらをよろしくお願いいたします」と答えた。