「私にとっては今でもやはりメッシがナンバーワンの選手だ」シャビが語る旧友メッシの存在
バルセロナで共に多くのタイトルを獲得した2人
バルセロナでプレイし、昨シーズンまで監督としてチームを率いていたシャビ・エルナンデス氏がFIFA公式のインタビューに出演。かつて共にプレイした戦友であるリオネル・メッシについて語った。 下部組織出身で98-99シーズンにトップデビューしたシャビ。バルセロナでは退団する14-15シーズンまで公式戦767試合に出場し、85ゴールを記録。またスペイン代表では133試合に出場、2008年、2012年にはEURO、2010年にはワールドカップで世界チャンピオンに輝いた。バルサ退団後はカタールのアル・サッドへ移籍し、公式戦117試合に出場。引退後はそのままアル・サッドの監督に就任し7つのタイトルを獲得すると、21-22シーズンの途中にロナルド・クーマンの後任としてバルセロナに監督として復帰。22-23シーズンにはリーガ、スーペル・コパのタイトルを獲得した。 そんなシャビはかつての戦友であるメッシについてFIFAのインタビューで自身の考えを語っている。 現代の選手の中で見ていて最も楽しい選手は誰かという質問に対し、「今でもレオだ。レオ・メッシ。バルセロナの勝利を見るのは楽しいし、世界中の大勢のサッカー選手たちを楽しんでいるが、やはり私にとっては今でもメッシがナンバーワンの選手だ」と絶賛していた。 「バルサと代表チームの違いは、おそらくメッシの存在だった。代表チームにはレオがいなかった。あれほどの違いを生み出せる選手はいなかったんだ。よりチームワークを重視する必要があったが、それでも私たちは成功を成し遂げた。EURO、ワールドカップ、そしてまたEURO。バルサでも素晴らしい世代であらゆることを成し遂げられた」 2004年にトップデビューを飾ったメッシ。2人は12年間バルセロナで共にプレイし、ラ・リーガを10回、チャンピオンズリーグを4回制覇するなど数々のタイトルを獲得。当時のバルセロナは他にもアンドレス・イニエスタやジェラール・ピケ、セルヒオ・ブスケッツなど世界最高峰の選手らが揃っていたが、8度のバロンドールを獲得し、驚異的なパフォーマンスを見せ続けてきたメッシを史上最高の選手の1人と考えているようだ。 なおシャビは、来年開幕するクラブワールドカップについても触れており、同大会について「さまざまな意味で楽しみだ。非常に高いレベルで競い合っている欧州サッカーだけではない。世界中の別のクラブにとってチャンスになるし、この大会はターニングポイントになると思う。世界中のあらゆるクラブにとって素晴らしいチャンスであり、サッカーファンもぜひ見たいと思っているだろう」と語った。
構成/ザ・ワールド編集部