なぜオワコン維新を大阪人は愛すのか…在阪ネット論客が語る3つの理由「みな自分の生活で頭いっぱい」ホームレス広場が綺麗な公園に
「オワコン」と言われても大阪では圧倒的人気の維新…かつては森喜朗から"痰壺"とまで呼ばれた
大阪は昔から公明党が非常に強い支持基盤を持つ地域であったが、今回の選挙でなんと維新は公明党の対立候補に全勝、維新単独での全議席獲得に至ったのだ。大阪公明党の選挙の強さを知る地元民には、これがいかに快挙かがよくわかるだろう。 大阪万博での資金繰りのゴタゴタや、ちょくちょく起きる維新議員の不祥事、拭いきれないパワハラ気質なイメージ。維新は全国的に見れば賞味期限が切れかけたオワコンと嘲笑されることが多い。 しかし、いまだに大阪ではその絶大な人気と力を維持している。2009年に当時メディアから政界に進出した橋下徹氏が立ち上げた大阪維新の会、あれから15年の時を経ても、いまだにここまでの支持を大阪で集めている理由は一体どこにあるのであろうか? 橋下維新は確かに大阪に巣くっていた複雑な問題に挑み、大きな結果を出した。タレント時代に培ってきたメディア戦略や人脈を駆使し、森喜朗議員から"痰壺"とまで呼ばれた大阪の負のイメージを大きく作り替えた。しかし、それからもう十数年の時が流れた。
大阪在住のネット論客「維新は大阪府民に実利を提供できているから人気なのだ」
人は慣れる生き物だ。昔取った杵柄だけでは、今ここまでの強さを維新は維持することはできなかったであろう。大阪での維新人気は、過去の遺産ではなく、今なお続く政治活動に支えられているのだ。 維新が大阪で人気なのは、東京へのヘイトを掻き立てて煽っているからだ、といった意見もあるがそれは大きな間違いだ。日常生活の中で東京を常にライバル視している人など大阪にはほとんどいない。みな自分たちの生活のことで頭がいっぱいだからだ。維新が支持されるのは、大阪府民に確かな実利を提供できているからに他ならない。 市井の人々が政治家に最も求めているものはなんだろうか?それは“夢と明るい未来”である。自分たちの生活はもっとも華やかで良いものになっていく、自分たちの住むまちがどんどん発展していく、そんな将来への夢をどれだけ見せ、そして実現していけるのかが、政治家や政党に求められるもっとも大切な仕事なのだ。 では具体的に維新はどのような政策をして、今回の大阪選挙区で勝利を収めたのだろうか?それはズバリ"まちづくり"だ。
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