「油断することなく身の安全確保を」 岐阜、長野の大雨特別警報を警報に切り替え 気象庁
気象庁は8日午前11時40分、同日朝に岐阜、長野両県に発表した大雨に関する特別警報を警報に切り替えた。気象庁と国交省は切り替えに先立って合同で記者会見を行い、「切り替わった後も油断することなく、地元市町村が発令している避難勧告等に従って、身の安全を確保して」と呼び掛けた。 国交省によると、木曽川水系飛騨川などですでに氾濫が発生しているほか、信濃川水系犀川(長野県)では、氾濫するおそれがある水位を超え、危険な状態になっているという。また、木曽川では時間をかけて水位が上昇する見込みで、氾濫のおそれはないが、夕方ごろまでは水位が高い状態が続くとみられる。 気象庁によると、梅雨前線は少なくとも10日ごろにかけて西日本、東日本に停滞する見込みで、「これほど長く停滞するのは珍しく、あまり記憶にない」としている。すでに長期間の雨で地盤が緩んでいるところも多く、全国的に引き続き警戒が必要だ。