「河川のピークはまだまだ」「堤防決壊のおそれも」 国交省・気象庁が合同会見
記録的な大雨となり、大雨特別警報が発表された熊本県と鹿児島県の今後の状況の見通しについて、国土交通省と気象庁は4日午前11時10分から合同で記者会見を行った。 【動画】「河川のピークはまだまだ」「堤防決壊のおそれも」 国交省・気象庁が合同会見 両者による合同記者会見は、昨年の令和元年東日本台風で大雨特別警報が解除された後に各地で河川の氾濫による被害が発生したことを反省して、今年から新たに始まった取り組み。 気象庁は、雨のピークが去りつつあるため、今後、発表中の大雨特別警報を警報に切り替える方針を示した(記者会見後の午前11時50分に警報に切り替え)。しかし、一方で、「河川のピークはまだまだこれから。警報に切り替わった後も、油断することなく、身の安全を確保してほしい」と話した。 また国土交通省は「今後も当面は高い水位が続く。(この状態が続くと)土の中に水がしみこんで堤防が弱くなって、決壊する恐れも捨てきれない」と話し、雨が弱まっても水位が高い間は厳重に警戒するよう呼び掛けた。