スリムに引き締まった身体の小学校教諭がコンテストで活躍「歩くこともできなくなった」深刻な病気を経験も“進み続ける”
10月26日(土)、藍住町総合文化ホールにて『ベストボディ・ジャパン2024徳島大会』が開催され、洲本朋子(すもと・ともこ/45)さんが、モデル・ジャパン部門、ウーマンズクラスで2位に入賞した。ベストボディ・ジャパン協会が運営するボディコンテストのモデル・ジャパン(MJ)部門は、女性の場合、スリムな身体かつ、バランスのとれた肉体美と見た目の美しさが評価される大会だ。 【写真】洲本朋子さんのスリムに締まった全身
後遺症が残るほど病気を経験するも……ステージに復帰
ステージ上で堂々としたパフォーマンスを披露し、会場を魅了した洲本さん。実は約2年前、脊髄に炎症が起こるも奇跡の復活を遂げている。 「自分磨きのために、今季も大会に挑戦しました。こうしてステージに立てるだけでも感動なのに、2位のサッシュまで頂くことが出来てうれしいです。私は約2年前、脊髄に炎症が起こり立つことも歩くこともできなくなりました。懸命の治療とリハビリを経た結果、現在も左の下半身に痺れの後遺症が残っているものの、ステージに復帰することができたのです」とうれしそうに語った。 洲本さんは、3人の子の母であり、小学校教諭だという。そんな洲本さんは、ベストボディ・ジャパンが運営するジャンル別・職業別大会にも出場している。 「職業別大会で『Teacher』のサッシュを手にしたときは、仕事の世界でも、趣味の世界でも、努力を積み上げる自分が認められたような気がしました」
「絶望して泣き崩れた」それでも前を向いて挑戦を続ける
筋トレを始めて約4年の洲本さんは、仕事に家事に多忙な毎日であってもジム通いを欠かさない。 「短時間でもほぼ毎日ジムに行きます。ジムに行くと、ちょっと良い自分になった気分になるのです。休日は、平日よりも時間をかけて身体を追い込みます」。洲本さんにとって、筋トレは、自分を好きでいるための習慣になっているようだ。
「人生って色々ありますね。あるとき、急に身体が麻痺するなんて……信じられませんでしたし、絶望して泣き崩れました。今も再発の可能性がありますし、投薬は一生続くでしょう。それでも前を向いた結果、今このステージに立てています。今後も心身を磨くために、自分らしく自分のペースで大会に挑戦したいです」 そう語る洲本さんは、まさに踏まれても踏まれても可憐に誇らしく、それでいて力強く咲き続ける花のようであった。
取材・撮影:山口夏織