世界のピザ100店にも選出! 実力派店主による軽やかな生地のピザは全種類制覇したくなる!
ピッツァの生地は、その日の湿度、温度、発酵具合によっても変わるため、毎日の微調整は欠かせないという本倉さん。 「ピッツァの生地は毎日違います。その日の気候によってイーストの配合から、小麦や塩の分量まで微妙に調整しています。さらに生地を低温で24時間以上発酵させることで、軽やかな食感を作り上げます」という。
田中さんイチオシのピザとは?
「Pizza marumo」のピッツァは、もっちりとした粉の風味の良さとサクッと軽やかな食感が特徴。その生地のおいしさを最大限に味わうなら、ベーシックなスタイルが一番だ。田中さんもお気に入りという「マルゲリータとマリナーラ ハーフ&ハーフ」は、2つのベーシックなピッツァを一度に味わえる最高の一枚だ。
ディナーのピッツァと同じ価格でミニサラダとドリンクが付く、平日のランチセットはとにかくお得。グリーンサラダにちょっとした前菜があしらわれたサラダもうれしい。ある日はベビーホタテのジェノベーゼ、あやめ雪かぶのアンチョビソテー、レンコンのアラビアータ、フィノッキオサラミなどが添えられていた。ランチなのに思わずワインを頼みたくなるラインアップだ。
田中さん「定番中の定番2種が1枚で。私はランチでいただくことが多いです。平日ランチにはサービスでサラダが付き、このサラダもまたおいしい。」
前菜から変わり種ピザまで! メニューを全制覇したくなるラインアップ
ピッツァだけでなく、単品のメニューもどれも完成度が高く、レストランレベル。例えば低温調理で作られた自家製ロースハムと和牛サーロインのハムは、極薄切りで提供され、食べれば口どけが素晴らしい。トッピングに鰹節やごま、かいわれで和風のアクセントをつけているのも、日本の食材にこだわる本倉さんらしいアレンジだ。
ピッツァ窯で焼いた野菜はピッツェリアの定番。契約農家から届く季節の野菜を使っているが、ゴボウ、里芋、長芋、レンコン、椎茸や舞茸など、日本人にも馴染みの深い和の野菜をふんだんに取り入れているのが特徴的だ。ソースにはヨーグルトとアップルビネガーを使い、酸味のある中東のスパイス、スマックをパラリとふりかけていて、ここだけにしかない料理に昇華されている。