日本の街仕様に進化した本格ダウン!カナダグースの「ジャスパー パーカ」を大解剖
ダウン量の調整によってシルエットがいっそうスマートに
では、ジャスパー パーカはシャトー パーカとどこが違うのか? わかりやすく言えば、ジャスパー パーカは、シャトー パーカを“街”で使いやすいようにアップデートしたモデルなのだ。 最大の違いは、ダウン量を調整することで、全体のシルエットがスリムになっている点。結果、見た目が一段とスマートになっただけでなく、日本人の体形にフィットしやすい、街中で着ても暑すぎない、といったメリットが生まれた。
「ダウン量の調整」と聞くと、暖かさが気になるところだが、アークティック テック生地と625フィルパワーのダックダウンによって、日本の冬の寒さをものともしない保温性が確保されている。
高い汎用性もまた、日本のファッションフリークの心を捉えた。 CANADA GOOSEの中でもとりわけシンプルなデザインは、バランスのいいミッドレングスも手伝って、ビジネススーツやジャケパンにもいっそうコーディネートしやすくなった。 また、スリムなシルエットは、ハリのあるアークティック テックの質感と相まって、洗練されたイメージを加速させる。 ジャスパー パーカは“オンオフ兼用ダウンジャケット”として人気を博し、まだ暑い夏の時期から売れる人気モデルとなった。
Marc JacobsやVETEMENTS、APE、JUNYA WATANABEといったあまたの有名ブランドとのコラボモデルが誕生してきた事実も、このモデルの完成度の高さを証明する。 近年、オン/オフのワードローブの境界線はますます曖昧になりつつある。さらに街とフィールドのボーダーラインも取り払うことができれば、冬のライフスタイルはもっと自由になるはず。 平日は街で通勤アウターとして使い、週末は山や川での防寒アウターとして活躍する。ジャスパー パーカは、やはり最強の万能ダウンジャケットだ。