「オプションを辞退」 レアル・ソシエダのFWウマル・サディクの獲得をラ・リーガのクラブが拒否?「適していない」
セビージャが、サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダのFWウマル・サディクの獲得を拒否したようだ。スペインメディア『fichajes.net』が、現地時間5日に報じている。サディクは、大きな期待を背負ってソシエダに加入したが、ここまで結果を残せていない。 【写真】欧州日本人、高額年俸ランキング2024 2022年夏に当時のクラブ史上最高額となる総額2500万ユーロ(約41億円)とされる移籍金でUDアルメリアからソシエダに加入したサディク。しかし、移籍一年目は前十字靭帯断裂の重傷を負い、2試合のみの出場に終わると、23/24シーズンは公式戦34試合の出場で3ゴールに留まった。今季も公式戦10試合に出場しているが、未だにゴールはゼロ。ナイジェリア代表FWは厳しい状況に置かれており、これまでにも今冬の移籍の見込みについて報じられている。 同メディアは、「レアル・ソシエダのナイジェリア人フォワードは、チームでの最後の数ヶ月を過ごしているようだ」綴り、「24/25シーズンではほとんど出場機会がなく、彼はキャリアを再起動するための行き先として、セビージャへの移籍を提案された。しかし、アンダルシアのクラブは、サディクの現在の状況がサンチェス・ピスジュアン(セビージャのホームスタジアム)での攻撃陣を強化するための補強として、適していないと考え、そのオプションを辞退した」と新天地候補としてセビージャがあがっていたものの、拒否されたと伝えている。 続けて「この逆境にもかかわらず、サディクと周辺の関係者は、彼が最高のバージョンを取り戻し、ソシエダでの困難な時期を乗り越えられるプロジェクトを見つけることを期待している。一方、ソシエダは、チームにも選手自身にも利益をもたらさない状況を解決するための選択肢を引き続き検討している」と報じている。今回の報道では、セビージャが拒否したオプションが、レンタルもしくは完全移籍かについては明かされていないが、サディクが今冬に活躍の場を移す可能性は高いようだ。
フットボールチャンネル編集部