【高校サッカー】正智深谷が長崎総科大付に競り勝つ「初戦にしてはよくやった」小島時和監督
<全国高校サッカー選手権:正智深谷2-1長崎総科大付>◇29日◇1回戦◇NACK 8大会ぶりの出場となった正智深谷(埼玉)が長崎総科大付に競り勝ち、2回戦に駒を進めた。 小島時和監督は「粘り強い守備をやっていましたし、攻撃については縦を突いてもっともっと多彩な攻撃をしてほしいなというのはあったんですけど、それを狙いながら初戦にしてはよくやったんじゃないですか」と満足げに振り返った。 前半37分に得意のセットプレーからMF小西聖七(3年)が頭で合わせて先制すると、前半追加タイムに追いつかれるも、後半13分にMF近藤七音(3年)が追加点を奪った。終盤は相手のロングボールに押される場面もあったが、守り切った。 先制点の場面、指揮官は「入る予感がした」と振り返った。キッカーのレフティー鹿倉颯太(3年)について「お墨付きなので。本当にうちの得点の大事なポイント」と信頼しており、予感通りの得点となった。 追加点の10番近藤は、試合前に小島監督に向けて「僕がヒーローになります」と宣言し、有言実行の決勝点。役者が活躍して地元・埼玉で8大会ぶりの白星を飾った。