靴下は洗濯槽の手前・奥どっちに入れるのが正解?意外と知らない「洗濯機」の回し方、正しい順番
重たいものや汚れが気になるものを最初に入れる
洗濯前の下準備が終わったら、いよいよ洗濯機の中に洗濯物を入れていきますが、実は、入れる順番も大切です。 タテ型洗濯機の場合、重たいものや汚れが気になるものを最初に入れること。洗濯機の底の方が水流が強いため、重たいものは下の方、軽いものは上の方が上手く回転し、洗浄効果も上がります。また、洗濯機の底の方が汚れ落ちもよいため、汚れが気になるものは下に入れます。 ドラム式の場合は、靴下やハンカチといった小さなものを奥に入れるようにしてください。手前だとドラムとドアの間の隙間に挟まってしまうことがあります。小さいものは洗濯ネットに入れてから、ドラムの中に入れてもいいでしょう。 また、洗濯機に洗濯物を入れるときには、容量の6~7割程度が最もキレイに洗えます。容量以上はもちろんNGですが、あまりに少なくても洗濯物が偏ってしまい、上手く脱水できないことがあるので、注意してください。
洗濯コースは適切なものを選ぶ
では、いよいよ洗濯機を回して…と思うかもしれませんが、その前に洗濯コースを選びます。標準(おまかせ)コースしか使ったことがないという人もいるかもしれませんが、適切なコースを選ぶことで、汚れ落ちよく、しかも衣類を傷めずに洗うことができます。 最近の洗濯機にはたくさんのコースが設定されていますが、基本は「標準(おまかせ)」「スピード(お急ぎ・時短)」「おしゃれ着(ソフト・ドライ)」「大物(毛布)」の4つです。それぞれ水流や水量、時間、回数が調整されています。 タオルや普段着、靴下など、形崩れを気にせずに洗えるものは「標準」、その中でも汚れが軽い場合は「スピード」、ニットやワンピース、スーツなど形崩れが気になるものは「おしゃれ着」、毛布やカーテンといったかさばるものは「大物」を選びます。 なお、メーカーによって、コースの名称は異なります。説明書を読んで確認してください。
洗剤と漂白剤は「洗い」で、柔軟剤は「すすぎ」で使う
洗濯コースを選ぶと、洗濯機が洗濯物の重さを量り、最適な洗剤の量を表示してくれます。洗剤や漂白剤、柔軟剤はその表示に従って、指定された投入口に入れましょう。なお、洗剤や漂白剤、柔軟剤は多ければ多いほど効果を発揮するわけではありません。指定された使用量を守りましょう。 それらは洗濯機によって適切なタイミングで自動的に投入されますが、洗剤と漂白剤は「洗い」で、柔軟剤は「すすぎ」で使われています。また、すすぎが2回行われる場合は、柔軟剤は2回目に使われます。柔軟剤と洗剤を一緒に使うと、洗浄力が落ちてしまいます。洗剤や柔軟剤の投入口を間違えたときはケースをしっかり洗ってから元に戻しましょう。もし気づかずに洗濯してしまったときには、再度洗い直しをした方がよいです。
洗い終わったら、すぐに干す
ここまできたら、あとは洗濯機におまかせですが、最後に気をつけたいのは、洗い終わった洗濯物を長く洗濯機の中に入れっぱなしにしないこと。密閉された洗濯機の中で湿った状態が長く続くと、雑菌が繁殖し、生乾きの嫌なニオイにつながります。できるだけ早く取り出し、風通しの良い場所に干すようにしてください。 構成/サンキュ!編集部
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