「メイクをするとかえって老けてみえる…」アラフィフを1万人以上担当したカリスマヘアメイクが教える、若見えファンデの塗り方。シミを隠す?ツヤを出す?優先すべきは…
「メイクするとかえって老けて見える…」「なんとなく垢抜けない…」など、「今さらキレイになんてなれない」と思っている方も多いのでは。しかし、アラフィフ女性1万人以上を担当した、ヘアメイクアップアーティストの船津有史さんいわく、「年齢を理由に、キレイになることをあきらめるのはもったいない。ちょっとしたことで解決します」とのこと。そこで船津さんの著書『55歳、「今さらムリ?」あきらめていてもキレイになれます オバ見えメイク卒業マニュアル』から、すぐに試せるメイクのコツを一部ご紹介します。 【イラスト】明るくしようとして顔全体に明るいファンデーションを塗ると… * * * * * * * ◆シミは全部消さなくて大丈夫。「ツヤ感」があればぐっと若見え お肌のお悩みの中でもとても多いシミ。 完全に消そうとして、ファンデーションを厚く塗りがちですよね。 でもそれは逆効果。 ファンデーションを塗りすぎると、素肌感が失われてマットな肌になり、お化粧感が強く老けた印象になってしまいます。 「シミがなくツヤのない肌」と、「多少シミがあってもツヤがある肌」とでは、ツヤのある肌のほうが断然若くキレイに見えます。
◆ファンデーションを塗りすぎる原因 ファンデーションを塗りすぎてしまう原因は大きく2つ。 1つは顔のシミだけを見ているから。 服装や髪型を整えて全体のバランスが整うと、シミはさほど気にならないものです。 最初から100%シミを消そうとせず、ベースメイクを70%程度仕上げたら、引いて全体のバランスを見ることが大切です。 もう1つは、ファンデーションでお肌の悩みすべてを隠そうとするからです。 下地、チーク、ファンデーションにはそれぞれ役割があり、適材適所に使えば、少しの量でシミが目立たずツヤ感もある肌に仕上げることができます。 シミもくすみもすべてファンデーションで隠そうとすると、どうしても量が多くなって厚塗りになってしまいます。
◆くすみ肌を「明るく見せよう」と明るいファンデを塗ると逆に老けて見える 「肌を明るく見せたいのよ~!」とおっしゃる方はとても多いです。 でも、明るくしようとして顔全体に明るいファンデーションを塗ると、顔と首の色に差が出てしまい、顔だけが白く浮いてしまうことに。 顔がのっぺりすることで、たるみが強調され、顔が大きく見える原因にもなります。 また、くすんでいるお肌に白色がのることで、より肌のくすみが目立ち、顔色が悪く見えてしまいます。
◆大人世代は「色白」よりも「透明感」 白い肌がよいと思う理由は、若い頃に白マット肌がブームだったので、「白い肌は正義」という先入観があるから。 もうひとつは、年齢とともに肌がくすんで暗くなり、なんとなく元気がなく見えるので、明るいファンデを塗れば明るく見えると思っているから。 でも、大人世代は、色白を目指すのではなく、自分の肌の色に合ったファンデーションを選ぶのが正解。 大人世代は「色白」より「透明感」のある肌を目指して! ※本稿は、『55歳、「今さらムリ?」あきらめていてもキレイになれます オバ見えメイク卒業マニュアル』(インプレス)の一部を再編集したものです。
船津有史
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