「日々の生活をエンスーな時間にしてくれる貴重な存在 by 森口将之」 在庫限りの総合19位はこのコンパクトカー 自動車評論家44人が選んだ「2024年身銭買いしたいクルマのランキング!」
東京がパリに見えてくる最近貴重な存在!
雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。「いい・悪い」ではなく、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」に加えて、今年はオリンピックイヤーにちなんで「時代のトップランナー」も選考テーマとした。44名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員、そして今年もEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員が加わって、2024年の今だからこそ買いたいと考える20台にポイントをつけて投票し、新車で買える注目の100台を選んだ。まずは2024年版のホット100に選ばれた上位20台をカウントダウン形式で発表する。日本向けの生産が終了し、在庫限りとなっても19位にランクインしているのは、モータージャーナリストの森口氏が満点をつけたこのクルマだ! 【写真14枚】モータージャーナリストの森口将之さんが1位に選んで総合19位にランクインしたルノー・トゥインゴを写真で見る ◆第19位! ルノー・トゥインゴ すでに日本向けの生産は終了しているのにベスト20圏内に入るのは、なくなるのが寂しいという気持ちの表れだろう。僕は一報を聞いて慌てて買ったひとりだが、自分以外でも「RRとコンパクトさが魅力的なので中古で買った」(塩見 智さん)、「私も持っていますが街中でこんなに楽しいクルマは他にない」(佐野弘宗さん)と所有者がいて、「以前の職場に無理を言って導入してもらいました」(MT好き浜ちゃん)という羨ましい方も。 推しの理由はやはり、「加速は気持ちいいし前輪の切れ角が大きいので小回りも良い」(菰田 潔さん)、「Fun to Drive なパッケージングを作り出した」(斎藤 聡さん)、「ぐっと押し出される加速感」(上田純一郎さん)とあるように、RRの加速感や旋回性だろう。それでいて「峠で素人がアクセルベタ踏みしても怖くない」(ヨッシーさん)手の内感も好ましい。「パリの裏路地を難なく抜ける小ささや取り回しの良さ」(嶋田智之さん)、「旧き良き欧州製小型車の魅力を継承した最後の一台かも?」(武田公実さん)も納得で、東京がパリに見えてくる最近貴重な存在でもある。 でも新車は在庫限りなので、「いますぐ買いに行くべきか本気で悩む」(塩澤則浩さん)時間はないはず。「60歳を超えた自分には似合わないかも」(山崎元裕さん)って? いやいや還暦越えの自分のはマンゴー色だし。とにかく日々の生活をエンスーな時間にしてくれる、貴重な存在だと思っている。 ルノー・トゥインゴ 全長×全幅×全高=3645×1650×1545mm。ホイールベース=2490mm。車両重量=1030kg。リアに搭載される1リッター直列3気筒ターボは最高出力65ps/5300rpm、最大トルク95Nm/4000rpmを発生、5MTを介して後輪を駆動する。車両価格=250万円~(スペックはMTモデル)。 文=森口将之 ◆ルノー・トゥインゴには10人が投票! 合計123pt/森口20pt+上田19pt+武田16pt+塩見15pt+嶋田14pt+塩澤13pt+佐野10pt+菰田9pt+山崎2pt+斎藤1pt+EPC4pt ◆トゥインゴに投票した上位5名のジャーナリストの「マイホット20」はENGINEWEBでチェック! (ENGINE2024年9・10月号)
ENGINE編集部
【関連記事】
- 「買っちゃいました」1位はエンスーなのに庶民の味方のあのクルマ! モータージャーナリスト、森口将之がが選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング
- 前代未聞! エンジン編集部員、上田純一郎が選んだ「マニュアル車縛りで選んだクルマ20台」のランキング 1位はあのスポーツカーだ!!
- 生産終了、残るは在庫限り! モータージャーナリスト、武田公実の「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 1位はイタリアのあの小さいヤツ
- お見逃しなく 日本向けルノー・トゥインゴの生産終了にともないその最後を飾る300台限定の特別仕様車が導入された
- なぜ人気? 小さな4枚ドアのフレンチ、ルノー・トゥインゴとプジョー208に乗ったらその理由がわかった!【前篇】