医学部入試は難化傾向だが問題自体は易化!? 苦手分野の克服がカギ
医学部志願者は学習習慣が身についている生徒たち
会の終了後、萩原さんにインタビューすると、こうも答えてくれた。 「今、学習習慣をつけるところから教えるということは減っていますね」 つまり、現在の医学部受験は、「医師になりたい」という明確な目標を持ち、コツコツと日々の勉強ができる生徒たちのものになっている。その努力する習慣が身についている生徒たちの中で、どう差が出るのか。 「受験自体はハードルが高くなっていますが、入試問題は基礎が中心になっています」(萩原さん) 基礎固めをすることがより大切になっているが、苦手分野はなかなか克服できないこともある。 「個別指導塾のメリットは苦手分野の克服ができる点です」(萩原さん) きちんと努力できる生徒に弱い分野があるのは、その分野に関しては自学自習だけではマスターできないからだ。集団授業では個々へのフォローがないから、苦手分野はそのままになってしまう。その点、個別指導塾ならば、なぜ苦手なのかの分析から対策までをしてもらえる。 医学部入試も、基礎的な問題が中心になってきたということは、苦手分野を作らないことが大切となる。なぜなら、基礎的な問題では点差がつかないので、いかに取りこぼしがないかの勝負になるからだ。 医学部入試は難化している。しかし、かつてのように多浪をしなくても、きちんと努力して基礎を固めれば合格できるものになっている。一方で志望する医学部の入試分析を行い、きちんと対策をしていく必要性は強まっており、医学部対策塾はその良きサポート役となる存在になりそうだ。
ダイヤモンド教育ラボ編集部