武田航平の役者人生、救われた仮面ライダープロデューサーの一言
表現することが好き。活動の幅は常に広くしていたい
俳優へのこだわりはもちろんあるが、活動の幅は常に広くしていたいという気持ちがある。 「俳優1本っていうよりも、何か表現することが好きなので、最近はバラエティー番組のお仕事もいただいています。野球も好きなので、ジャイアンツの専門誌の連載にも出させていただいたり、音楽にチャレンジしたい気持ちもあります。それとカメラも好きなので、1つのことにとらわれるより、いろんなことを経験させていただいています」 幅広く活動するイケメン。さぞや女性にモテモテかと思いきや、本人は意外にも女性に対してはいまだ緊張してしまうとはにかむ。 「男兄弟で育ったし、野球の環境も男子ばかりじゃないですか。なので女性としゃべるのはいまでも緊張するし、お芝居で共演してもまだ恥ずかしいですよ。男性といるほうが気持ち的には楽ですね」 理想の女性像は「優しい人」だそう。 「料理ができたり、細かいところに気づいてくれたりだとか。僕は相手をずっと好きでいたいタイプなんで、あまり目立たなくていいです。ちょっと静かな子、落ち着いている子のほうがいいですね。母親が静かで目立つことを嫌い、僕がこういう仕事をしていることも他人には言わない人なので、どこかで母親に似ている部分を求めているのかもしれませんね」 今後の展望を聞くと、目が輝いた。 「アジアだったりアメリカだったり、いろんなところで活動をしてみたいなという思いがあります。役についても、いただいた役に対して真摯に取り組んでいこうという考えでいます。あえてやりたい役をあげるとすれば、長いセリフが好きなので、弁護士や医師のように専門用語を並べながらしゃべる役、素敵だなって思いますね。まだやったことがないので挑戦するのもいいかなって思っています」 (写真・文:志和浩司)
■武田航平(たけだ・こうへい) 1986年、東京都出身。 2001年、15歳で芸能界入り。同年の第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞。06年、高校時代から声優兼モーションキャプチャとして主役ヴァン役の収録を務めていた「ファイナルファンタジーXII」が発売。07年6月、若手俳優ユニットPureBOYSの結成メンバーとなる(08年8月31日付で卒業)。 08年「仮面ライダーキバ」に主人公の一人、紅音也役で出演。09年後期のNHK連続テレビ小説「ウェルかめ」に鈴木一平役で出演。11年には「ここが噂のエル・パラシオ」(テレビ東京系)の大岡忠輔役で地上波ドラマ初主演を果たした。12年には毎日放送の「戦国BASARA -MOONLIGHT PARTY-」で主人公の1人、真田幸村役を務めた。14年、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の宇喜多秀家役で大河ドラマ初出演。18年「仮面ライダービルド」に猿渡一海役で出演。現在、活動の幅を拡大中。