『やたら』たっぷり「やたら冷やし味噌ラーメン」も 注目度UPの北信濃の夏の郷土料理が「100年フード」に認定
■パプリカ入りの自家製「やたら」
そこにのせるのが、毎日仕込んでいる自家製の「やたら」です。 町内産のキュウリやぼたんこしょうのほか、彩りとしてパプリカも加えています。 最後に特製の「塩だれ」で味を整えます。 食ごよみ日和・松沢靖店長: 「野菜自体の味やみそ漬けの味がしっかりしているので、(塩だれは)『補い』で」
8月から提供を始めたところ、夏にぴったりなメニューとして好評だということです。 横浜から: 「さっぱりしていておいしい。(ラーメンと)合ってると思います。体もひんやりと涼しくなっていいかもしれないですね」 食ごよみ日和・松沢靖店長: 「夏、食欲がないときでも野菜がたくさん食べれられるのは、昔から伝わる理にかなったもの。『やたら』をたくさん食べて、この夏を乗り切っていただければ」
揚げたてのトンカツにソースをつけてバンズの上へ。 その上に「やたら」をたっぷりとのせます。
「やたらバーガー」(850円)の完成です。 れうりや 店主・浜崎愛さん: 「洋のものと和のものとうまくミックスできように工夫した」
■使う野菜などで味が変わる良さ
れうりや 店主・浜崎愛さん: 「シンプルに刻むだけですけど」 使っている「やたら」は店主の浜崎さんの手作り。使う野菜は、日によって変わります。味を決めるみそ漬けも浜崎さんが冬に漬けたものです。 れうりや 店主・浜崎愛さん: 「あるものをアドリブで入れて、『きょうは甘いね』『しょっぱいね』と言って食べるのが『やたら』の良さ」
購入した人は―。 購入した人は: 「(やたらは)小さいころから食べている。お店によって『やたら』の味は違う。興味があったので頼んでみた」 「やたらバーガー」はテイクアウトだけでなく、店内でも食べることもできます。 記者がいただく―。 (記者リポート) 「『やたら』とカツがとてもよく合っておいしいです。夏にさっぱり食べられそうです」