◆キッチン編　その2 賞味期限の切れた食品。 うっかり食べてしまって、病院が閉まっている年末年始にお腹を壊しでもしたら大変!　期限が分かっている分、サクサクと処分してしまいましょう。なお、なるべく賞味期限が近い食品ほど、収納場所の手前に置いておき、早めに食べ切る習慣を身につけるのが収納のコツです。 においの取れない保存容器。 これもあらためて確認すると、一つや二つ出てくるはず。その状態になっていたら、もう充分に使ったはず。そもそも他にも保存容器がたくさんありませんか? 「まだ使えるから…」などと後ろ髪を引かれるような想いは断ち切り、この機会に処分しましょう。

片づけアドバイスをしたクライアント宅にて、ペン立てに収まっていたたくさんの文房具（写真：著者）

◆リビング編 続いてリビングへ。 まず、書けなくなったペンはありませんか?　 とりあえず文具類を突っ込んであるペン立てから、一度全部出してみましょう。すると大抵、数本はもう書けなくなったペンが出てくるもの。片づけ講座の受講生さんからは、数本どころかたくさんありました、という声をよく聞きます。インクを交換したり、補充できたりするものでなければ早々に処分を。 そして使用期限の切れた薬。 盲点になりやすいのがコレです。いざ使おうと思って期限を確認したら、ずっと前に切れていた、なんてこともしばしば。期限の切れた薬を使うのが危険なのはもちろんのこと、もし年末年始の間に使うことになっても、使用期限が切れていたら、病院が閉まっているからやはり大騒動。今のうちに確認・処分して、必要なものは改めて揃えておけば安心です。

◆洗面所編 最後に洗面所をチェック。 穴の開いた洗濯ネットはありませんか?　 安価なうえ、毎日使うようなものですから、ストレスなく使えるように。使う数以上のネットを持っているお宅は多いと思いますが、この機会に、必要な数だけ持っておくようにしましょう。 いつ貰ったか分からない化粧品サンプル。 これも気づけば洗面台の引き出しにたくさん詰まっていませんか?　お肌に直接つけるものなので、いつ貰ったか分からないようなものは処分を。こちらも、イチかバチか病院の開いていない年末年始に使ってしまい、肌荒れでも起こしたら一大事です。 おおよそ以上となります。当てはまるものはありましたか?　 普段「もったいないから」とモノを捨てられない方でも、年が変わるタイミングなら、いくらか気持ちの上で捨てやすいはず。モノをなるべく減らしておくことで、より楽な気持ちで大掃除に取り掛かってみて下さい。 万が一、大掃除が満足にできなかったとしても、モノが減っただけでも、その分、気持ちよく年末年始が迎えられるに違いありません。 今年も本連載をお読みいただきましてありがとうございました。良いお年をお迎えくださいませ。