eモータースポーツがエンタメとして成立するために必要なことは? 「SCARZ」のプロが語る大会の重要性
――今回のイベントはいかがでしたか。 たくあん選手:思った以上に多くの方々にお越しいただき、感謝しています。コーチングは、初心者から日頃プレイしている上級者まで、幅広いレベルの方が参加してくれて、とても充実した時間でした。初心者の方は徐々に慣れていき、コーチング終了時にはスキル向上を感じとれたと思います。上級者も自分の走りを客観視するのは難しく、私や宮園さんの第三者視点でのアドバイスによって、改善点を発見でき、さらなる上達ができたのではないかなと思います。 宮園拓真選手:来場者がどれくらいくるか予想つきませんでしたが、満席になるほどお越しいただけてうれしかったです。コーチングも満足していただけたみたいで、こちらもやりがいがありました。このような「SCARZ」のイベントやコーチングは続けていきたいですね。次回は別の場所でも開催できたらと思います。 ――最後に今後の目標をお聞かせください。 たくあん選手:現時点ではあまりいい結果を残せていないので、今後は結果を残せるようにしていきたいです。あとは個人もeモータースポーツも注目度を上げられるような活動をしていきたいですね。大会や配信だけでなく、イベントにも積極的に参加していきます。 宮園拓真選手:今年の世界大会、ネイションズマニュファクチャーで好成績が残せているので、優勝できるようにがんばりたい。マニュファクチャーは、たくあん選手と一緒にがんばります。eモータースポーツの『グランツーリスモ』の活動のほかに、実車のレースにも出ているので、そちらも活躍したいですね。 ――ありがとうございました。 ■ 著者 : 岡安学 おかやすまなぶ eスポーツを精力的に取材するフリーライター。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。@digiyas
岡安学