ゴルフの日24時! 同じラウンドが3倍の経験になるゴルフが上手くなる「時間術」とは?
技術面の修正は 当日やってもムダ!
何かを試したり技術的な上積みを期待した「練習」や、問題点の修正は、当日朝にやっても無意味。朝これをするくらいなら、前日までに練習場に行くべき。朝は当たらなくて不安でも修正しようとせず「振る」ことに集中しよう。
スタート前のポイント1:80分前到着が目標
・出だしでバタついた時点ですべてが「後手」になる ティーオフの60 分前到着では意外と慌ただしく、スタート前にバタついてしまうことも多い。これでは1日のゴルフすべてが後手に回り、細部に気を配って経験にする余裕は生まれない。最低80分前にはクラブハウスに到着し、練習はもちろんティーペグやマーカーの準備、ボールの印付けまで余裕を持って済ませて、落ち着いた心でティーオフすることがとても重要だ。
スタート前のポイント2:ウォ―ミングアップはこれ
・まずは練習グリーンで目と手と足裏を「起こす」! 練習場に行く前にまず一度パッティンググリーンに寄りたい。ピンの影を利用して「真っすぐ構える」感覚を整えたり、真っすぐ転がるラインを練習して自分の平衡感覚をリセットすることで、まず目や足裏のスクエア感覚を「起こす」のだ。パッティングの繊細な打感を感じて手のひらを「起こす」ことも、ショットの前にやっておきたい。
スタート前のポイント3:朝練は「1カゴ4本」
・「いい球」は求めない「振り心地」を思い出そう 朝の練習場では「いい球」を打つことに意味はない。手を使って当てたり合わせるのではなく、長いものをしっかり振り切り「クラブに振られる」スウィングを重点的に行うことで、スタートする「準備」ができていく。クラブ4本(1W、FW かUT、アイアン、ウェッジ)で1カゴを均等に割って、素振りを織り交ぜつつゆっくりボールを打とう。ドライバーから始めるのがオススメ。
朝練① いきなりドライバーでOK まず長く遠心力の大きいドライバーから打ち始めるのがおすすめ。ナイスショットや飛距離を求めず、素振りを交じえながら「振る」ことを重視しよう。
朝練② クラブに「振られる」こと 結果を気にすると「振る」ことよりも「当てる」ことに意識が行きがち。まずはクラブの重さを感じながら、クラブに振られるようにリズムよくスウィングする。
朝練③ 止めたトップからフィニッシュ 体を揺さぶって反動をつける動きは、スタート前に排除しておきたい。トップで一度静止し、反動をつけずにダウンスウィングして球を打つ練習をしておこう。 === TEXT/Kousuke Suzuki PHOTO/Hiroyuki Okazawa ILLUSTRATION/Yukio Asaga THANKS/芳賀CC ※月刊ゴルフダイジェスト2024年12月号「ゴルフが上手くなる「時間術」 どう過ごしている? ゴルフの日“24時”」より一部抜粋
月刊ゴルフダイジェスト