カーボンフェースの「インプレス ドライブスター」が人気!? 激戦の軽量ドライバー市場で売れている理由を探ってみた!
カーボンフェースを採用した軽量ドライバーが2タイプから選べる
9月に発売されたインプレスシリーズの新作「インプレス ドライブスター タイプS/タイプD」。前作までと大きく変わったのは、三菱ケミカルと共同開発した強靭で広域反発の8軸積層カーボンフェースを初採用したことと、タイプSとタイプDという2モデルの展開となったことです。 【写真】ヤマハの新ドライバーが4万9800円! これが「RMX VD/M ドライバー Steady Version TENSEI TR」と「RMX VD/M」です
カーボンフェースといえばテーラーメイド「Qi10」シリーズが思い浮かびますが、中でも「Qi10 MAXライト」が軽量ドライバーのカテゴリーとしてライバルになるでしょう。 また高MOIドライバーという点ではピン「G430 MAX HL」、直づけシャフトの軽量ドライバーではキャロウェイ「パラダイムAi SMOKE MAX FAST」も比較したくなるモデルになると思います。 新しいインプレス ドライブスターがこの群雄割拠の軽量ドライバーの中でも特長的なのは、タイプSとタイプDの2モデルから性能の違いや好みに合わせて選べるところでしょう。
それだけゴルファーニーズが多様になりつつあるカテゴリーで、注目度の高い理由だといえるでしょう。
タイプSはヘッドスピード40~43m/sがハマる設計
それでは2つの新しい「インプレス ドライブスター」ドライバーを1本ずつ見ていきましょう。「タイプS」は、前作までのインプレスにはなかった新しい対象ゴルファーに提案するドライバーといえそうです。 軽量ドライバーは、見た目を含めてボールが高く上がって球がつかまりやすいハイドロー設計のモデルが多いですが、タイプSは同社の契約プロも使う「RMX(リミックス)」を彷彿させる美顔なヘッドシルエットになっています。
実際に打ってみると、なぜ8軸積層カーボンフェースを採用したのか納得がいきました。前作の弾き感&高音とは真逆の、食いつく打感&美しい打球音のフィーリングは秀逸。また弾道も、高打ち出しながら途中から伸びるような弾道が、ヘッドスピード40~43メートル/秒のスイングでも打つことができました。 軽量ですが、新世代RMXのプロトタイプではないかと予想してしまうほど振り心地はニュートラル。クセがなく、球がつかまりすぎたり逃げすぎたり、あるいは吹き上がったりすることがありませんでした。 この見た目と性能は、はっきりいってインプレス ドライブスターのブランドイメージを頭の中でリセットしなければいけません。タイプSは他社のライバルブランドと打ち比べるべきドライバーです。 カスタムシャフト装着で、さらにヘッドスピードが速いゴルファーのエースクラブにもなりう得る、非常に高いポテンシャルを感じました。