子どもが生まれました。大学費用を準備しようと計画していたら、母は「学資保険派」で妻は「新NISA派」です。どちらがお得なのでしょうか?
新NISAのメリット・デメリット
新NISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠は、年間120万円を限度に非課税保有期間無制限で、資金を投資信託やETF(上場投資信託)で運用します。 税制優遇により、運用益が非課税になります。運用する投資信託やETFは金融庁が定めた一定の基準を満たした積立・分散投資に適した銘柄に絞られており、手数料などのコストが低く抑えられています。学資保険に比べ資金を大きく増やすことが期待できます。 たとえば、毎月1万円を想定利回り3%で17年間積み立てると、運用資産額は246万円(元本204万円、運用収益54万円)となります。長期・分散・積立により元本割れのリスクは軽減されますが、元本や運用収益は保証されていませんので注意してください。
まとめ
貯蓄、学資保険、新NISAそれぞれメリット・デメリットがありますので、うまく組み合わせて活用することをお勧めします。自動積立定期や学資保険、新NISAでは保険料等が自動的に口座から引き落とされるので、貯蓄が苦手な人に向いています。 出典 (※)ソニー生命 子どもの教育資金に関する調査2022 文部科学省 令和3年度子供の学習費調査 結果の概要 文部科学省 私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果について(令和5年度) こども家庭庁 こども・子育て支援について 金融庁 NISAを知る 執筆者:新美昌也 ファイナンシャル・プランナー。
ファイナンシャルフィールド編集部