「仕事を辞めるように仕向けられている?」と感じたときに取れる対策とは
最悪の場合に備える
雇用を守るために闘うか否かは別として、辞めさせられようとしていると気づけば、少なくとも、うまく立ち回るための時間の余裕ができます。 最悪の場合に備えて、すぐに行動すべきです。 金銭的な備えを用意する:いざというときの蓄えがない場合は、いまの会社から収入を得ているうちにお金を貯めはじめましょう。借金を返済したり、緊急時の予算を立てたりしましょう。 役立つデータなどをまとめる:機密情報は持ち出せませんが、のちのち役立ちそうなメールや連絡先、情報などをキープするために、事前に手を打つべきです。法的な制約と契約上の制約を考慮したうえで、持ち出せるデータがあるのなら、事前にダウンロードして転送しておきましょう。 求職活動の準備をはじめる:現在の仕事を維持するべく闘う意思があり、上司との関係を立て直せると思っている場合でも、新しい仕事が見つかった場合に備えて、履歴書をアップデートし、人脈づくりをはじめましょう。 推薦状を書いてくれる人を確保する:辞めさせられそうになっているなら、いまの上司は、今後の就職のために推薦状を書いてくれる人としてベストではないかもしれません。推薦状を書いてくれそうな人を考えておきましょう。 メンタル維持に努める:「静かな解雇」の扱いを受けると、それが上司が不公平なせいだとわかっていても、心理的・感情的に大きな重荷になる可能性があります。状況に対処しているあいだは、セラピストやキャリアコーチ、メンターなどの助けを借りて、心の平静を維持しましょう。 退職するよう仕向けられれば、ストレスを感じるでしょうし、嫌な気持ちになるかもしれません。 けれども、自分が「静かな解雇」の対象になった理由を探り出し、自らの立場を守るために取り組めば、少なくとも、状況を自らの手でコントロールできていると思えるはずです。 Source: LawInfo, Newsweek, USATODAY
遠藤康子(ガリレオ)