「Waydroid」を使って「Android」アプリを「Linux」で実行するには
5. Waydroidを開いて登録する Waydroidがインストールされたら、デスクトップメニューを開いて、アプリを起動する。アプリが開いたら、「Android Type」(Androidの種類)のドロップダウンから「GAPPS」を選択する。「Vanilla」(バニラ)を選択した場合は、「Google Play Services」にアクセスできないため、Google Playストアからアプリをインストールできない。 Android Typeを選択したら、「Download」(ダウンロード)をクリックする。ダウンロードには、少し時間がかかる。完了後、「Done」(完了)をクリックすると、Waydroidアプリが閉じられる。 6. Waydroidを再度開く メニューに戻って、Waydroidアプリを再度開く。少し時間がかかる場合もあるが、まだ準備が完了していない仮想Android環境が表示されるはずだ。 7. 「Android ID」を取得する デフォルトでは、このデバイスは信頼されていない。Google Playストアを利用するには、まずデバイスを登録しなければならない。それには、Android IDが必要だ。ターミナルウィンドウに戻って、以下のコマンドを実行する。 sudo waydroid shell これで、別のシェルと別のプロンプトが表示されるはずだ。そこから、以下のコマンドでIDを見つける。 ANDROID_RUNTIME_ROOT=/apex/com.android.runtime ANDROID_DATA=/data ANDROID_TZDATA_ROOT=/apex/com.android.tzdata ANDROID_I18N_ROOT=/apex/com.android.i18n sqlite3 /data/data/com.google.android.gsf/databases/gservices.db "select * from main where name = \"android_id\";" ランダムな数字の文字列が表示されるはずだ。そのIDをクリップボードにコピーする。 8. デバイスを登録する IDの準備ができたら、Googleの「デバイスの登録」ページに移動し、先ほど取得したIDを貼り付ける。ロボットではないことをGoogleに伝えて、「登録」をクリックする。 その後、Waydroidを閉じて再度開くと、デバイスが登録される。これで、必要なAndroidアプリをすべて実行できるようになった。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。