「Waydroid」を使って「Android」アプリを「Linux」で実行するには
筆者は「Linux」と「Android」をどちらも使用している。これら2つのプラットフォームの同期をかなりシームレスにしてくれるアプリもあるが、Androidアプリをデスクトップで実行したいときもある。 幸い、Androidアプリを仮想環境内で実行できる「Waydroid」というアプリが存在する。Waydroidのセットアップは簡単ではないが、いったん機能するようになれば、「Google Play」ストアに完全にアクセスできる。まるでAndroidタブレットで作業しているかのように、Google PlayストアからAndroidアプリをインストールして実行することが可能だ。 本記事では、その手順を紹介する。 Waydroidをインストールして使用する方法 これを行うには、実行中のLinuxインスタンス(本記事では、「Ubuntu Desktop 24.04」を使用する)、有効なGoogleアカウント、sudo権限を持つユーザーが必要だ。注意点が1つある。このプロセスは仮想マシンでは実行できない。ネットワークにアクセスできないからだ。したがって、Waydroidは標準のデスクトップかノートPCにインストールしてほしい。 必要なものは以上である。それでは、実際の手順の説明に移ろう。 1. ターミナルウィンドウを開く 最初に、Linuxデスクトップにログインして、ターミナルウィンドウアプリを開く。 2. 必要な依存関係をインストールする 次に、以下のコマンドを実行して、いくつかの依存関係をインストールする必要がある。 sudo apt install curl ca-certificates -y 3. Waydroidリポジトリーを追加する これで、以下のコマンドを実行して、必要なWaydroidリポジトリーを追加できるようになった。 curl https://repo.waydro.id | sudo bash 4. Waydroidをインストールする 以下のコマンドでWaydroidアプリをインストールする。 sudo apt-get install waydroid -y