<2020センバツ交流試合>大阪桐蔭が滝川第二に快勝 練習試合、西野2点本塁打 交流試合「負けるつもりない」
8月10日から阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開かれる2020年甲子園高校野球交流試合に出場する大阪桐蔭が12日、兵庫・滝川第二グラウンドで同校と練習試合を行い、プロ希望を表明した3番・西野力矢(3年)が2点本塁打を含む2安打3打点と活躍し、14―3で快勝した。 【組み合わせ抽選会のタイムライン】 高校通算29本目の本塁打は手応え十分の一発だった。3―1と2点差に迫られた直後の七回無死二塁の第4打席。真ん中に投じられたスライダーを引っ張り、「打った瞬間に入ると思った」と左中間まで運んで相手を突き放し、打線を勢いづけた。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、練習が思うようにできない時期でも打撃フォームのチェックを続け、下半身を使って打てるように修正を重ねた。高校卒業後の進路についても「小さい頃からの夢」と、プロ志望届を提出することを宣言した。 快勝しながらもチームは内野の失策など守備面ではミスが目立った。西谷浩一監督は「球際の勝負弱さがある」と渋い表情。春夏の甲子園計8回優勝の強豪は交流試合で、同じく春夏計4回優勝の東海大相模と第6日(8月17日予定)第1試合で対戦することが決まった。同じ1969年生まれの東海大相模・門馬敬治監督からは対戦決定後に電話があったことを明かした西谷監督は「負けるつもりはない」と強気の一言。注目カードとなった一戦をすでに見据えていた。【藤田健志】