2部昇格を決めた新潟食料農業大。次の「大漁」は1部へ（写真提供：新潟食料農業大）

　12月8日、関東大学リーグ戦の2部以下の入替戦が一斉におこなわれた。 　2部／3部入替戦。2部8位（最下位）の国士館大と3部1位新潟食料農業大は昨年と同じカード。「毎年、新しいステージで戦う」というチーム目標を持つ食農大は、昨季3部に昇格しいきなり全勝優勝を果たした。しかし入替戦では国士館の2部でもまれたフィジカルバトルの前に19－47と敗れた。 　リベンジの一戦は国士館グラウンドで13時にキックオフ。食農大が先制し、国士館が追う展開になった。後半中盤すぎに食農大が28－24とリードするも、国士館がトライで5点を奪い29－28と逆転した。 　そして40分すぎのラストプレー。食農大が左中間スクラムから攻め、FWが結束して押し込んだ。ボールはインゴールへ。食農大が33－29、逆転で2部昇格を決めた。 　尾沼尚樹主将（4年、常翔学園）らは歓喜に包まれた。後輩たちに2部で戦う資格をもたらした。卒業後はトップキュウシュウのチームへ進む。4年生2名が関東社会人リーグのチームへ入社予定という。 　もう1試合は、2部7位、朝鮮大と3部2位の東京農業大が対戦。このカードは2年前に朝鮮大が31－7で勝利し残留を決めていた。 　試合は2年前と異なり、前半から朝鮮大が支配。6トライ36－7で折り返すと、後半も31点を追加し67－17で退けた。 （文：見明亨徳）