【京都府 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選「立岩」神話を感じる巨大な一枚岩、そして海
◆高台寺 夕涼み浴衣のお茶会
「高台寺」は、豊臣秀吉の正室・北政所ねねが、秀吉を弔うために創建した古刹。ここでは座禅・茶道の体験会や、茶会などが定期的に開催されている。 8月に開かれる「夕涼み浴衣のお茶会」は、茶室「湖月庵」でお茶を楽しめるイベントだ。通常は拝観できない伝統的な茶室で、お茶を味わい、美しい庭園を眺め、心地のよい時間を過ごすことができる。 軽装で参加できるが、浴衣着用の場合は割引も。イベントに参加して、和の趣を堪能しよう。 ちなみに8月1日(木)~18日(日)までは夜間特別拝観として17時に点灯。22時まで美しくライトアップされた夜の高台寺を楽しめる。※21時30分受付終了 開催日:2024年8月2日(金)~18日(日)の金土日 ※2日前16時までに要予約 料金:5,000円(和装の場合4,000円)拝観付 定員:各日30名 高台寺 夕涼み浴衣のお茶会(こうだいじ ゆうすずみゆかたのおちゃかい) 所在地 京都府京都市東山区高台寺下河原町526番地
◆岩戸山(日室ヶ嶽)
大江山連峰の東南に位置する岩戸山は、かつて神が降臨したといわれる神体山で、日室ヶ嶽とも呼ばれる。 きれいな錐体の山容はピラミッドにも似ており、山の斜面に生い茂る天然林や極相林の中には、イナモリソウ、ヨコグラノキなど専門家が注目する貴重な植物なども自生する。 今でも信仰の対象であり、元伊勢内宮皇大神社から天岩戸神社へ続く参道の遙拝所から望むことができる。 夏至の日に見ることができる、山頂に太陽が沈む光景は神秘的。 岩戸山を含む元伊勢三社(皇大神社、豊受大神社、天岩戸神社)は京都の自然200選にも選ばれている。 岩戸山(いわとやま) 所在地 京都府福知山市大江町佛性寺
◆勧修寺のハス
山科にある「勧修寺」は真言宗山階派大本山であり、醍醐天皇が母・藤原胤子を弔うために創建した古刹。ハスの名所として有名で、毎年見ごろの時期になると、境内の「氷室池」で美しいハスの花が咲き誇る。 氷室池のある庭園「氷池園」は、広大な敷地が広がる池泉回遊式庭園。京都市指定の名勝であり、池越しに望む山々の借景がすばらしいと評判だ。 夏になると緑鮮やかなハスの葉が池の水面を覆い、そのすき間から首を伸ばし、花を咲かせるハスは凛として美しい。また、池に面して立つ観音堂を背景にした眺めは、写真に収めたくなる情景だ。 見ごろの時期:6月下旬~8月上旬 勧修寺のハス(かじゅうじのはす) 所在地 京都府京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6