【現役ドラフト】畠世周は優しくて宇宙人で「イエスマン」 担当記者の誕生日にはサプライズ「ちいかわ」
阪神が現役ドラフトで巨人・畠世周投手(30)を獲得した。巨人の選手が阪神に直接移籍するのは珍しく、2リーグ制後6人目。投手では1979年に江川卓との電撃トレードで入団した小林繁、83年にトレードされた太田幸司以来となった。 【現役ドラフト】移籍選手一覧 * * * * 独自の世界観を持ち、チームメートに「宇宙人」と呼ばれる畠だが、プレゼントやサプライズが好きな律義な男だ。選手の誕生日にはよく贈り物をする。記者も誕生日に人気アニメ「ちいかわ」のランプを贈ってもらい、驚いた。 現役ドラフトで阪神移籍が決まると、すぐさま「お世話になりました」と各所に連絡した。G球場ではファンの集まるサインエリアまで行き、ミニじゃんけん大会を自ら開催。フレンドリーに話しかける、ファンに近い優しい男だ。 昨年3月に右肘関節鏡視下クリーニング術。今季は7月14日のDeNA戦(東京D)で3イニングを1失点の1登板に終わったが、「個人的にはそんなに悪いと思っていなかったけど、うまくチャンスが巡ってこなかったという印象ですね」と、消化不良の思いを口にしていた。 「中継ぎの中では長いイニングを投げられるというのが持ち味。呼ばれたらどこでも投げる。イエスマン、何でも屋じゃないと仕事が入ってこない立場」と覚悟を語っていた畠。新たな場所でファンをあっと驚かせる活躍を見せてくれるはずだ。(巨人投手担当・水上 智恵)
報知新聞社