出さなきゃよかった…。マンU退団で化けた元アカデミー選手6人。バルセロナのレジェンドも
プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは、「ファギー・ベイブス」に代表されるように古くから選手の育成で広く知られている。一方で、トップチームで出場機会を得られないまま退団し、他クラブで飛躍した選手も多い。今回は、様々な理由でマンチェスター・ユナイテッドを離れ、覚醒したアカデミー出身選手を紹介する。 【一覧】プレミアリーグ 2024/25夏の移籍情報 全20クラブ
退団後すぐ覚醒…。復帰時についた値札は168億円!?
MF:ポール・ポグバ(フランス代表) 生年月日:1993年3月15日 所属クラブ:ユベントス 在籍期間:2009年7月~2012年8月、2016年8月~2022年7月 ポール・ポグバがユベントスに移籍することなくマンチェスター・ユナイテッドの一員であり続けていたら、クラブ史に残る移籍金を支払う必要は無かったかもしれない。 フランスのル・アーヴルユースから2009年にユナイテッドの下部組織へと加入した同選手は、2011/12シーズンにトップチームデビューを果たした。リザーブチームではずば抜けた才能を発揮していたものの、当時のユナイテッドの中盤はポール・スコールズ、マイケル・キャリックといったベテランの選手が支配的であり、ポグバは出場機会を求めてユベントスへ移籍することとなった。 ポグバが世界に見つかるのはそれから間もなくのこと。移籍初年度となる2012/13シーズンからセリエA27試合に出場してゴールデンボーイ賞を受賞すると、翌年行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会で最優秀若手選手に輝き、一気にワールドクラスの中盤に成長した。 ポグバは2016年にユナイテッドへと復帰。数年前フリー移籍で手放した逸材を獲得するのに、古巣はクラブ史上最高額となる1億500万ユーロ(約168億円)を要することになってしまった。加入後もスケールを感じさせるプレーは見せたものの好不調の波は激しく、移籍金ほどの活躍は見せられず。2022年に2度目のユベントス復帰となった。
リーグ屈指のストライカーに!怪我に苦しんだ元イタリア代表FW
FW:ジュゼッペ・ロッシ(元イタリア代表) 生年月日:1987年2月1日 所属クラブ:現役引退 在籍期間:2004年7月~2007年7月 2004年にパルマの下部組織からマンチェスター・ユナイテッドへと加入したジュゼッペ・ロッシは、2005/06シーズンにはリーグ戦初ゴールを記録するなど、有望な若手だった。ただ、トップチームで突出した結果は残すことが出来ず、ニューカッスルへのローン移籍も経験した。 芽が出始めたのは、2007年1月にローン移籍で加入した古巣パルマだった。セリエA後半戦19試合で9ゴール5アシストをマークし、降格圏に沈んでいたチームの救世主となった。翌年からビジャレアルに加入すると、強烈な左足を武器に2008/09シーズンから4季連続2桁得点を記録。2010/11シーズンにはリーグ戦で18ゴール、UEFAヨーロッパリーグで14試合11ゴールとリーグ屈指のストライカーになるまで成長した。 翌シーズンに2度の右膝前十字靭帯損傷という大けがを負ったが、フィオレンティーナに移籍した後も、2013/14シーズンはリーグ戦21試合16ゴールと圧巻の成績を残した。