できたらかなりスゴい「片足スクワット」。自重トレーニング最高難易度を攻略する方法
足首の柔軟性がポイント
片足スクワットは、体が許す限り膝を曲げて、お尻をできるだけ地面に近づけるのが一番大変です。 お尻がかかとに付きそうになる状態で、膝はつま先よりかなり前に出ていなければなりません(膝をつま先よりも前に出すことで膝を痛めることはありません)。 一番よくある、深いスクワットができない理由が、足首の柔軟性です。 お尻が地面に付きそうになるくらい下げるには、すねを前に傾けなければなりません。すねを前に傾けながら足の裏をしっかりと地面に付けるには、足首の後ろのアキレス腱が十分に伸びる必要があります。 練習方法:足首を柔らかくするコツはこちらにあります。ストレッチだけでなく、ヒールの高い靴を履くなど手っ取り早い方法もいくつかあります。 足を伸ばしたまま片足でスクワットして下に降りるとき、体のどこにも抵抗がないか注意してください。 体のバランスや筋肉のつき方などによって、ストレッチが必要だったり、ほかの場所の筋肉を鍛える必要がある可能性があります。
とにかく練習しよう
最後に、動きを習得するには練習が必要だというのは当然です。 筋力がつけば、それだけ体は動くようになり、そこまで練習しなくてもよくなるかもしれませんが、片足スクワットのやり方をマスターする必要があります。 片足で立った状態でバランスを保てても、完全に膝を曲げてスクワットの状態になった時にバランスが保てるとは限りません。その状態に入る間、バランスを保っていなければならないのです。 片足スクワットの練習をしているうちに、しゃがんだ状態の時に少し止まると、立ち上がる前に安定した状態になると思うかもしれません。あるいは、しゃがんでからすぐに立ち上がった方がいいと思うこともあるでしょう。 練習方法:完全な片足スクワットができるようになる前に、片足で下まで降りたら、後ろにゴロンと倒れて背中を床につけ、それから前にゴロンと起き上がり、バランスを取って立ち上がるという練習もあります。こうすると勢いがついて、立ち上がるだけの筋力がない時に助けになります。 結局、初心者にとって、片足スクワットができるようになる方法というのは、1つではありません。筋力がある人は柔軟性がないかもしれないし、その逆もあります。ある面では不利なものも、別の面では有利に働くこともあります。 たとえば、私の大腿骨は長いので、膝を極端につま先よりも前に出さなければなりませんが、足首は柔軟なのでその状態になりやすく、その状態を保てる強さもあります。 自分の弱点を見つけ出し、それを克服しましょう。自分の弱点がわからない場合は、ひたすら取り組んでみてください。そうすればすぐにできるようになります。 Source: YouTube(1,2)
的野裕子