iPadの中古品を買うのは「やめとけ」? 中古iPadの選び方や購入時の注意点
ちなみに筆者私物のiPad Air 3は前述の通り、2019年発売。発売から5年が経ち、筆者が中古で購入してからも数年経過しますが、iPadOSのバージョンは18.0に更新できています。バッテリーもまだまだ現役で、快適に使えています ■前の所有者がApple Careに加入している場合は「名義変更なしで利用可」 「裏ワザ」的な内容にはなりますが、中古店の店頭で「前の所有者がAppleCareに加入しているiPad」を見つけた場合は、迷わず購入してしまうのも一案です。実は中古で購入したiPadの前の所有者がAppleCareに加入していた場合、その端末を買った次の人は名義変更なしで保証を利用できます。
つまり、前の所有者が加入していれば、中古品を購入したあとも、AppleCareの特典をそのまま受けることができるということ。端末の状態が悪くても、AppleCareの修理サービスを利用すれば新品同様になる可能性があります。 なお、その端末がAppleCareの対象かどうかは、Apple「デバイスの保証状況の確認」ページよりデバイスのシリアル番号を入力することで確認可能です。
その端末が運よくAppleCareの対象ならば、名義変更なしで保証を利用できるので多少端末の状態が悪くとも迷わず買ってしまっても問題ないでしょう。
キャリア版中古iPadを買う際は「ネットワーク利用制限」に注意
中古iPadの場合、まれに「ネットワーク利用制限」なっている端末、いわゆる「赤ロム」の端末がまぎれていることがあります。 これは元の所有者が端末料金を未払いにしていたなどの理由で、通信会社から利用制限をかけられている状態です。SIMフリー版のiPadの購入ならば気にならない内容ですが、キャリア版iPadを中古で買う場合には注意が必要です。 中古端末販売業者で購入する場合、中古端末に「ネットワーク利用制限」がかかっていた場合、交換もしくは全額返金を謳っていることが多いです。そのため「赤ロム」が不安な場合は、フリマアプリなどで買うのではなく「専門店」で購入することをおすすめします。 今回は「中古iPad」の選び方を解説しました。繰り返しではありますが、2024年10月に登場した「iPad mini(A17 Pro)」の搭載チップは「あと一歩で、PCゲームがある程度快適にプレイできる」レベルの高性能です。 そして主に発売から数年経つ端末が主に取引されることが多い「中古iPad」の市場には、そのレベルのチップを搭載した端末は出回っていないのが現状です。iPad miniの新作登場が3年ぶりとなったように、iPadの製品寿命が長めであることも一因でしょう。 つまりチップ性能を求めるならば、やはり最新のiPadシリーズを購入することをおすすめします。一方でウェブサイト閲覧や読書、動画視聴が主な用途であればおおむね4~5年以内に発売された端末であれば、どれを選んでも一定の満足度があり、なおかつOSサポート期間の範囲内でもあると考えられます。
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