iPadの中古品を買うのは「やめとけ」? 中古iPadの選び方や購入時の注意点
たとえばiPad Air(第5世代)のWi-FIモデルの場合、Appleにバッテリー修理を依頼したときの見積額は20,800円(税込)。AppleCare+に加入している場合は無償での修理が可能ですが、中古の持ち込み端末がAppleCare+に加入できるかは「微妙」なところ。 中古品を購入したとしてもバッテリー交換で20,800円の修理費用が早期にかかる可能性がある点は要注意。「やっぱり分割払いなどで新品のiPadを買い、AppleCare+に入るほうが良い」というのも1つの考え方です。
「中古iPad」の選び方
総じて「中古iPad」はA17 ProやA18 Proのチップで顕著となった「デスクトップ向けAPUに肩を並べる勢いでの、急激な性能上昇」には対応していません。「最新モデルならではの高性能さ」を求めておらず、あくまで通常の用途であれば中古・型落ちでも、性能的には十分といったところです。 繰り返しではありますが「日常的な範囲」での利用であれば、中古iPadの購入は健闘の価値があります。そのうえで端末を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。 ■チップ性能:基本的に「4~5年以内に発売された端末」を選ぼう チップ性能の面から見て、中古iPadは基本的に4~5年以内に発売されたモデルを選ぶのがおすすめです。たとえば筆者私物のiPad Air(第3世代)は2019年発売。A12 Bionicチップを搭載しており、中古や型落ちでもネットサーフィンや動画視聴、外出先でのちょっとした作業といった用途には十分な性能を有しています。
もちろんKindleでの読書も快適。「読書や勉強の用途」にお手頃な中古iPadを買うのは筆者個人としては強くおすすめです。 一方で繰り返しにはなりますが、iPad Air 3に「A17 Proの搭載端末」レベルの性能はありません。高性能を求めるならば、やはりA17 ProかA18 Proを搭載した端末を分割払いなどで購入することもおすすめします。 ■OSサポート期間を重視する場合 OSサポート期間の面から見ても、中古iPadは4~5年以内に発売されたモデルを選ぶのがやはりおすすめです。 iPadはOSのサポート期間が長いのが特徴で、中古で買った端末のOSサポート期間も長めです。iPadOSの大型アップデートは年に約1回あり、アップデートは平均7世代ほどに対応。リリースから4~5年程度はOSのサポートを受けられる可能性が高くなっています。