パ6球団職員が「自信持てるきっかけに」 若年層ファンの満足度高める米の取り組み
オリオールズと保険会社の取り組みも紹介
また若年層が社会問題に高い関心を持っていることから、地域貢献にアプローチした事例も。オリオールズと保険会社では、食料供給源や料理の技術、雇用機会などを若者に提供する地元の団体を共に支援し、社会的責任を果たしている。このような取り組みは、各球団が地域に根付いている日本のプロ野球界でも効果的だろう。 2時間にわたる講義を受けた参加者からは、以下のような声が寄せられた。「海外の事例を通して新しい知見を得られたことはもちろんですが、『やっていたことは間違ってなかった』と感じられた部分も多く、自分の経験に対して自信を持てるきっかけにもなりました」「目的を持って提案すること、相手の目的を理解すること、その他事例など、考え方や日本にも応用できる内容が多かった」「チームオペレーションの部門に所属しており、スポンサーシップについての専門的な話は聞いたことがなかったので、専門家による話は大変興味深いものでした」。 今回のテーマはスポンサーシップ戦略だったが、直接関わりのない業務を担当する職員も講義に参加し、新たな知見を得たようだ。このイベントのゴールは、講義で学んだことを各領域で活用すること。受講した6球団の職員がそれぞれのビジネスに還元することにより、パ・リーグ全体の発展につながるだろう。 年間を通じて学びの機会を提供するパ・リーグビジネススクール。今年度の第3回は2025年1月に開催を予定している。
「パ・リーグ インサイト」編集部