あまりにも残念…。ユーロ2024、グループリーグで期待ハズレだったチーム(5)最速で敗退…。エース負傷で何もできず
現地時間6月26日にEURO2024(ユーロ2024)のグループリーグ全日程が終了した。初出場でベスト16進出を決めたジョージア代表など期待以上の躍進をみせたチームがあった一方で、内容と結果が伴わない残念な結果に終わったチームもあった。今回は、出場国の中で期待外れに終わったチームをピックアップして紹介する。 【決勝トーナメント表】サッカー ユーロ2024(EURO2024)
ポーランド代表(グループD) グループリーグ成績:4位(0勝1分2敗) 今大会で最速の敗退となったのがポーランド代表だ。初戦にてオランダ代表に1-2、第2戦にてオーストリア代表に1-3の敗戦を喫したことでグループリーグ突破の可能性が断たれた。 ポーランド代表は今大会に向けての予選でも苦しんでおり、アルバニア代表とチェコ代表と同じ組を3位で終え、プレーオフの末に本大会出場の切符を掴んでいた。この時点で苦しかったのは明らかだが、さらに厳しくしたのが開幕直前のロベルト・レヴァンドフスキの負傷だ。 トルコ代表との親善試合で大腿二頭筋を断裂する怪我を負ったことで開幕に間に合わず、第2戦オーストリア代表戦で途中出場から復帰。フランス代表との第3節でようやく大会初先発を飾った。 ポーランド代表はレヴァンドフスキを頂点としたサッカーを展開しており、チーム最大のキーマンである。この絶対的な選手の不在は同国代表のようなチームにおいては致命傷となる。 加えて守備陣の苦戦も目立ち、3試合を通して相手に崩される場面が目立った。1-1で終えたことで勝ち点1を稼いだフランス代表との試合でも何度も崩され、1失点に留まったのは相手チームの決定力不足とウカシュ・スコルプスキのビッグセーブのおかげだ。 ポーランド代表はレヴァンドフスキを筆頭にヴォイチェフ・シュチェスニー、バルトシュ・ベレシンスキら長らく代表を支えてきた主力たちの高齢化が目立ち、今大会限りで長年チームを牽引してきたカミル・グロシツキが代表引退を表明。世代交代が進まなければ、今後の国際大会でも今大会のように苦戦が続くかもしれない。
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