セレブシェフが虜になったアップルパイや、アートな街並みetc... Penおすすすめの青森旅【十和田・八戸編】
4.ポルタオット
十和田の街を満喫した後は、八戸市産の食材を主役にしたイタリアの家庭料理が楽しめるバル、ポルタオットで少し遅めのランチ。店名のポルタは「戸(ドア)」、オットは「八」という意で、つまり「八戸」を意味する造語。そんな遊び心のきいた名前からも八戸への愛を感じられる。 というのも、店主の平山さんは八戸市吹上出身。調理学校を卒業した後、東京・六本木のトラットリア・イル・フィーゴ・インゴルドや、渋谷のボガマリ・クチーナ・マリナーラで立ち上げ時からシェフを務めるなど、名だたるイタリア料理店でとして腕を振ってきた。東京で八戸市の食材の魅力を再発見したことをきっかけに、地元であるこの地にUターンし、4年前にイタリアンバルをオープンした。 「八戸市は、飲食店も和食が多い。地元の人には大人数でワイワイとイタリアン食べながら八戸市の食材の新たな一面を感じてもらい、県外から来た人には、イタリアの大衆酒場バルの陽気で気さくな雰囲気の中で楽しんで欲しいですね」 味わいはもちろんのこと、新鮮な地元の食材を使った10種類もの前菜と、具だくさんのパスタが1300円でいただけるというボリュームの多さに驚く。イタリア料理と八戸市の食材を熟知するシェフのお店で、一味違うランチを体験してみてはいかがだろうか。 Porta Otto (ポルタオット) 青森県八戸市十三日町5 2F TEL:0178-38-9485
5.八戸市美術館
太平洋を一望する青森県南東部に位置し、全国屈指の水産都市、工業都市として発展を遂げてきた八戸市。古くから市民の文化芸術活動が盛んであることでも知られる。 八戸市美術館は1986年に開館し、時代とともに変化する「現在の美術」の広がりを受け止める場所として、2021年にリニューアルオープン。建築家の西澤徹夫、浅子佳英、森純平の設計による建築は、市民の多様な活動を支える巨大空間「ジャイアントルーム」を取り囲むように、さまざまな美術表現に対応する個性的な展示室などを配置した。