セレブシェフが虜になったアップルパイや、アートな街並みetc... Penおすすすめの青森旅【十和田・八戸編】
八戸市美術館の見どころ 企画展『エンジョイ!アートファーム!!』
「種を蒔き、人を育み、100 年後の八戸を創造する美術館―出会いと学びのアートファームー」をテーマに、八戸の美や文化を伝える収蔵作品を紹介する展示や、幅広いジャンルの企画展、プロジェクトを展開している。 八戸市美術館では、館のコンセプト「出会いと学びのアートファーム」を体現する企画展『エンジョイ!アートファーム!!』が開催中だ。「展覧会やプロジェクト、コミュニケーションなどが種となり、訪れた人々が得る出会いや学びが栄養となることで、それぞれの感性や創造力が育まれる。美術館はその畑(ファーム)として多様な活動の土壌となり、まちの未来を創造していく」 ーーそんなコンセプトを象徴する大規模な空間「ジャイアントルーム」で、八戸を拠点に活動する5人のアーティストが、来館者とともにつくり楽しむプロジェクトを展開する。会場構成は館長である建築家の佐藤慎也が手がけている。 振付家・ダンサーの磯島未来は、訪れた人からこれまでに経験した出来事や生きる上で大事にしていることを聞き取り、その場でダンスの振付を考案。パフォーマンスの映像を公開する。 獣医師でもある漆畑幸男は、幼少期から親しんだ馬や牛をモチーフとする絵画を制作。さらに訪れる人と語り合う場で生まれた解説をもとに参加型の大作絵画や画集を展開していく。 このほか八戸市美術館では、7月8日から『tupera tuperaのかおてん.』を開催。絵本賞を多数受賞したクリエイティブ・ユニット「tupera tupera」による「顔」をテーマにした本展では、空間全体に参加・体験型の作品が広がり、大人と子どもが一緒に楽しめるユニークな展示になる予定だ。 八戸市美術館 青森県八戸市大字番町10-4 TEL:0178-45-8338
6.八戸ブックセンター
美術館巡りを終えたら、市街にある個性派書店でコーヒーブレイクを楽しもう。八戸ブックセンターは、「本のまち八戸」構想を掲げ、子どもから大人まで市民がもっと本に親しめる環境を目指し2016年にオープンした日本で唯一の公設公営の書店機能を持ち合わせた施設だ。 館内で働くスタッフは市の職員で、民間の書店での販売経験者たちも含まれる。老若男女さまざまな世代にあった本の楽しみ方を提案し続けている。展示スペースでの企画展や、本に興味を持ってもらうようなさまざまなイベントも行うほか、カフェの運営も行う。弘前成田専蔵珈琲や八戸ビールなど青森を代表するドリンクも楽しめるとあって、地元客はもちろん、観光客も多く訪れている知る人ぞ知る観光スポットだ。 「読む・書く」を推進することを目的につくられたという館内には、本に没頭できる仕掛けがたくさん。読書会ルームやハンモック、執筆にも利用できるカンズメブースなど、思い思いに本の世界に没頭できる空間が用意されている。青森のいまを感じられるどこかローカル感ある書店で、コーヒーを飲みながら旅の思い出を振り返ってみては。 八戸ブックセンター 青森県八戸市六日町16-2 Garden Terrace 1F TEL:0178-20-8368