徳重聡がコワイと話題 波瑠主演ドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」
波瑠が主演、林遣都が共演するドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」(テレビ朝日系、金曜23時15分)で徳重聡の怪演ぶりが話題になっている。徳重とはどんな俳優なのか。(以下2話までのネタバレあります)
「気持ち悪すぎて面白い」「怖いけど癖になる」
中学の同窓会に出席した仲良し6人組が次々と亡くなっていくラブサスペンス。原作は愛本みずほ氏の人気コミックだがドラマオリジナルのストーリー展開もあるという。それぞれに事情を抱えた登場人物たち。疑惑が渦巻く人間関係と先が読めない衝撃的な物語で視聴者の興味をそそる。 徳重が演じるのは山梨県警刑事部長の野瀬正で、黒川智花演じる専業主婦・野瀬優美の夫だ。はたから見ると地元の名家でもあり幸せなはずなのだが、実は正は優美にDVをはたらいている。その演技ぶりが「怖い」とネットで評判だ。 21日に放送された第2話では、妻の優美がクローゼットにかけられた服からスマホを取り出し誰かに連絡しているところを正に見つかるシーンが話題になった。正は優美の腕をつかみながら「み、せ、て」と迫る。さらに優美の手を舌でひとなめするシーンまであった。口もとに笑みを浮かべメガネ越しに目をむいた鬼気迫る表情。「この人、まともではないな」と思わせる演技にネット上には「気持ち悪すぎて面白い」「怖いけど癖になる」といった声が続々と上がった。
“ポスト裕次郎”としてデビュー 近年光るバイプレーヤーぶり
この濃い役を演じる徳重は現在43歳だが、まだ22歳だった2000年に『オロナミンC「1億人の心をつかむ男」新人発掘オーディション~21世紀の石原裕次郎を探せ!~』でグランプリを獲得、“ポスト裕次郎”として華々しく芸能界デビューした。2004年に放送された石原慎太郎原作のドラマ「弟」では若き日の石原裕次郎を演じ、2021年のドラマ「裕さんの女房」でも再び裕次郎を演じている。プライベートでは2015年には高校時代の同級生との結婚を発表、翌年第1子となる女児が誕生した。 「デビュー当時はポスト裕次郎的な期待を受け二枚目路線をひた走った徳重さんですが、プレッシャーも大きかったと思います。近年では2018年の阿部寛さん主演ドラマ『下町ロケット』で演じた軽部真樹男役が嫌味な男を怪演したとして話題になりましたが、怪演という言葉を使うなら今回の『愛しい嘘~優しい闇~』の野瀬正役はかなりエキセントリックな人物で、それを上回る勢いですね。バイプレーヤーとしての持ち味を発揮して息長く芸能界を渡っていけるタイプの役者になったのではないでしょうか」(スポーツ紙40代男性記者) 第1話の見逃し配信再生数が157万回を超え順調な滑り出しを見せた同作。28日放送の第3話でも驚きの急展開があるという。果たして徳重はどんな芝居で怖がらせてくれるか。