元金融機関社員が見た、「新興富裕層」ではない「伝統的な富裕層」に見られる4つの特徴…住まい・乗り物・お付き合いがいずれも意外に質素
最近では、富裕層に対する「金融所得課税」についての議論が盛んにおこなわれています。 ◆【写真を見る】◆【富裕層のピラミッド】お金持ちってどのくらいいるの?(出所:野村総合研究所) では、富裕層というと、皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。 一般的な富裕層というと、高級住宅に住み、高級車を所有し、高級腕時計や高級なレストランで飲食をし…というような印象をお持ちの方も多いかと思います。 しかし、意外にも富裕層のくらしを見ると、そういった派手なものばかりではありません。 今回は、金融機関に勤務したことがあり、富裕層との接点があった視点から、富裕層の意外な点についてまとめてみます。 また、富裕層に関してデータもあわせて、その実態について見て行きましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
元金融機関社員が見た、伝統的な富裕層に共通点する4つの特徴
ここからは、元金融機関社員の筆者が見てきた「富裕層の共通点」をまとめます。 また、一口に富裕層といっても、短期的に富裕層となったいわゆる「新興富裕層」と代々富裕層である「伝統的富裕層」があります。 今回は代々富裕層である「伝統的富裕層」について見て行きましょう。 ●【特徴1】国産車に乗っている 富裕層というと、ベンツやBMW、ポルシェといったドイツ車を中心とした外国車を乗り回しているような印象があるという人も多いのではないでしょうか。 東京都内の高級住宅地を見ると確かに外国車はよく目にします。 しかし、意外かもしれないですが、伝統的富裕層には国産車を丁寧に使用している方が多いです。 では、国産車はどのようなものかというと、国産車の中でも高級な車種に乗っている方もいますが、必ずしもそうではありません。一般的な車種をよく見かけます。 またそういった車でも3年サイクルで買い替えるのではなく、長く乗っている方も多いです。 ●【特徴2】自転車は電動式ではない 最近では、電動式自転車も普及しており、一度使用すると便利だなと実感される方は多いかと思います。 ただ、富裕層の方の自転車を見てみると、引き続き電動自転車ではない自転車を愛用されている方も多いです。 健康面を考えるとそちらの方がよいですし、またバッテリーの重さを考えると電動式自転車は苦手ということも多いです。 ●【特徴3】家の周りは自分で掃除をしている 富裕層ともなれば、掃除はお手伝いさんにお願いする…ということも想像しがちですが、伝統的富裕層では必ずしもそうではありません。 ご自身で早朝から掃除をされているケースが多いです。 また、季節にもよりますが、涼しくなる夕方には、お庭の手入れをご自身でされるのもよく見かけます。 ただ、定期的な樹木の手入れは外部の業者に依頼しているケースがおおです。 ●【特徴4】近所づきあいを大事にし、地元のコミュニティに参加している 富裕層は近所づきあいはあまりなく、外出しがちという印象もあるかもしれませんが、伝統的富裕層は地元のコミュニティを大事にしているケースをよく目にします。 地元の自治会にも参加しますし、コミュニティのイベントにも参加しているのをよく目にします。 旅行も近所で行かれるというケースもよく耳にします。