パリ五輪は詐欺や犯罪の祭典?!偽チケット、偽中継サイト、偽ブランド…注意を喚起
パリ五輪がサイバー詐欺師や犯罪集団の格好の標的になっている。五輪の舞台に世界からアスリートが集まっているのと同じように、さまざまなオンライン詐欺も集まってきて、偽のチケット販売、偽のストリーミング放送、偽のキャンペーンに誘導しての個人情報フィッシングなどあらゆる詐欺が跋扈している状況だ。 【画像】史上最強のSEXYクイーンら4人の“美ボディ”ラウンドガールが世界戦に登場!
インドを拠点にするニュースメディア、インディアTODAYは29日、「パリ五輪をかたる偽のチケット販売サイトが昨年3月以降に338以上が確認され、そのうちの51サイトはすでに閉鎖され、140サイトに対して正式に警告が行われた」と伝えた。 現在も偽チケットサイトは多く存在する。これらは、公式サイトと見間違えるほど似せてあり、騙されてアクセスしたユーザーから五輪のチケットを求める観客から個人データを収集しているという。 これらのなかには、偽の転売サイトもあるようだ。既にチケットを持っている人々をターゲットにし、その人たちからは正規のチケットを買い取り、この転売サイトから購入しようとする人には、偽のチケットを売って利益を得ている。巧妙な詐欺。パリ五輪の主催者は、チケットの譲渡を認めているが、これを悪用する詐欺が横行している。 米NBC系列のオハイオ州のテレビ局WCMHは、商業改善協会(ベター・ビジネス・ビューロー)のジュディ・ドリソン氏の分析を紹介している。 ドリソン氏は、「五輪のような大規模なイベントでは詐欺師がそのトレンドを利用する」と伝え、「ソーシャルメディア上の広告は一見すると正規のものに見えるが、実際には存在しない商品を提供する偽の広告が多い」と注意を呼び掛けた。 ドリソン氏は、クレジットカードを使って購入した場合は、商品が届かないケースなどと、同じように返金を受けるシステムが紹介し、被害者への救済措置について説明している。 また「偽のストリーミングサービスにも注意が必要だ」と注意を喚起した。この手口は新型コロナウイルスによるロックダウン中のオンラインによるプロスポーツ観戦で使われたもので、まるで五輪中継を視聴できるかのようなリンクを貼って偽サイトに誘導し、そこで個人情報やクレジットカードの情報を収集するという。 さらに米NBC系列のロードアイランド州の地元局WJAR局も、サイバーセキュリティ専門家アン・カトラー氏を招いて五輪期間中のフィッシング詐欺について警告。 「五輪のような大規模なイベントではサイバー犯罪者がフィッシングメールやテキストメッセージ、さらには電話を使って攻撃を仕掛けてくる可能性が高まる」とし「特に、オリンピックのパートナーや広告主を装って何らかの呼びかけを行って、個人情報を抜き取る恐れがある」とした。ここでも、偽のストリーミング中継を視聴することのリスクが強調された。
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