【女性のカラダの都市伝説】子宮を温めると妊娠力が上がる? 仕事や勉強をバリバリ頑張りすぎるとオス化してしまう?
その情報、正しい? 美容都市伝説 ウソ? ホント?
情報化社会では事実を見極めるリテラシーが何より重要に。それは美容も同じ。巷に蔓延る「これってホント?」な噂を集め、信頼できるプロに総力取材。女性に生まれた以上、きちんとしたケアや病気の知識は不可欠! カラダと快適に付き合うための“トリセツ”を徹底検証。 【写真】やす子さんと美容にまつわる都市伝説を解明!
女性のカラダのスペシャリスト
●MET BEAUTY CLINIC 院長 福山千代子先生 産婦人科医。大人世代のため婦人科と美容医療を併設したクリニックを開き、体の内外から美と健康を支えるパイオニア。 ●白金高輪海老根ウィメンズクリニック 院長 海老根真由美先生 大学病院での勤務医を経て現職へ。疾病はもちろん、女性一人一人のQOL向上のための治療やケアにも精通する。
昔の人は経血を自力でコントロールしていた
△ 完全ではないにせよ、経血がダダ漏れはしなかったらしい 「骨盤底筋群で多少のコントロールはできたかもしれません」(海老根先生)「ナプキンがない時代は、膣から経血がダダ漏れしないよう骨盤底筋群が鍛えられていた可能性が」(福山先生)。
子宮を温めると妊娠力が上がる
○ 体が温かく活力のある人は、妊娠しやすい傾向が 「ホルモンも栄養も、血液がないところには届きません。温かくして血管が拡張すれば、臓器の機能が上がるのは自然なこと。温かく活力がある方が妊娠しやすい可能性大」(海老根先生)「骨盤内の血流が良いと栄養が多く運ばれるなどいいことずくめ」(福山先生)
推し活で女性ホルモンの分泌量が増える
× 分泌されるのは幸せホルモン 「女性ホルモンが分泌されることはありませんが、うまくストレス発散できると男性ホルモンの分泌量が減少。また、セロトニンなど幸せホルモンが分泌されます」(福山先生)
乳製品を避けると生理痛が軽くなる
× 食べ物と生理痛に相関関係はナシ 「食べ物との相関関係は特にありません」(福山先生)「生理痛は内膜症などの病気、強い前屈や後屈があってスムーズに血が出ないなど原因は様々です」(海老根先生)。痛みがひどければ乳製品を抜くよりクリニックで診察を。
仕事や勉強をバリバリ頑張りすぎるとオス化してしまう
○ ストレスが増えるほど、男性ホルモンであるテストステロンの分泌が活発に 「仕事などを頑張ってストレスがかかると、男性ホルモンであるテストステロンが多く分泌されるのは事実なので、ある意味で当たっています。ただ、セックスをしないと女性ホルモン分泌が減るというのは嘘」(福山先生) MAQUIA 12月号 撮影/天日恵美子(やす子さん分) ヘア&メイク/神谷真帆 モデル/やす子 取材・文/高見沢さとこ 真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA) ※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。