ふるさと室戸まつり恒例の花火大会 2024年は“手筒花火”を初披露 企画したのは静岡から移住の男性【高知発】
高知・室戸市の花火大会で、2024年初めて“手筒花火”が披露され、圧巻の光景に訪れた人は酔いしれた。 【画像】筒から勢いよく吹きあがる巨大な火柱
打ち手が抱えたまま巨大な火柱を噴出
30隻が連なる漁船のパレードで幕を開けた「ふるさと室戸まつり」。毎年恒例の花火大会で、約3000発の花火が夜空を彩った。 2024年は初めての試みとして、“手筒花火”を披露。手筒花火は、竹の筒に火薬を詰め、それを“打ち手”が抱えて、巨大な火柱を噴出させるもので愛知や静岡に伝わる花火だ。 この花火は、7年前に静岡から移住した漁師の村崎剛さん(52)が企画。地元に伝わる手筒花火で、室戸を元気にしたいと2年前から準備していたそうだ。
「最高です。もうそれだけですね」
9月29日は、静岡から応援に駆けつけた“打ち手”6人とともに、圧巻のパフォーマンスを披露した。 高さ約10メートルまで上がる、火柱からの火の粉を物ともしない。最後は、筒の底から「ズドン」と音が鳴って終わる。 手筒花火を企画した村崎剛さんは、「もう一言。最高です。それだけですね。2年かけたかいがありました」と満足げな表情を浮かべた。そして、「来年も再来年もできる限りずっと続けていきたい。“西日本で手筒花火を見るなら室戸”っていうようなイメージをつけていきたい」と語った。 室戸の新たな名物を目指して。 村崎さんの思いが、室戸の夜を明るく照らしていた。 (高知さんさんテレビ)
高知さんさんテレビ