【畑岡の失格騒動】"曖昧なゴルフルール"は解決できる!? 畑岡がSNSに挙げた「意見書の1」”3分ルール”で一般ゴルファーが失敗しない方法を女子プロや競技委員に聞いた
プロもアマもボール探しで失敗しない方法
「自己責任」「自分がレフェリー」といわれるのがゴルフ。しかし、「時間」という曖昧なルールのなかで、一般ゴルファーはどう考えればいいか? 前出の松山さんは「そもそもレフェリーがおらず選手やキャディが時計を見ていない状況では3分以上捜索していることも多々あると思われます。規則は明確ですが、計測することについては規則で具体的に定めていないため、曖昧になりがちなのは否めないと思います。2019年の規則改正でプレーのペースについて規則書内で言及されるようになりましたが、今後は計測に関してもプレーヤーやキャディが時計を持ちいつでも計測できるようにする責任があることを言及するべきなのでは」と話す。 意見書の1の「ルールの曖昧さ」について問題はまだ残るが、今後ゴルフをするプレーヤーの対策法をまとめた。 ・「今から測ります(もしくは今から探します)」と携行した時計などで自ら(もしくはキャディ)が捜索開始時間を同伴競技者に伝えて、時間を確認する ・レフェリーがいる場合、レフェリーの指示(計測)に従う ・レフェリーが途中から捜索を始めた場合は、それまで経過した時間を伝えて、残りの時間を計測してもらう 暫定球のように”暫定球を打ちます”と宣言しなければならないという明確なルールはないが、ボール探しの3分ルールで失敗しないためには、「これから時間を測ります」と宣言し、自らが時間を計測することが、求められるのかもしれない。 ●畑岡奈紗の失格騒動の経緯 大会初日畑岡は最終ホール(9番)でセカンドショットを茂みに打ち込み球を探すまでに時間を要した。捜索時間は3分以内とルールに定められているがそれを超過してボールを発見。しかしその場に競技委員も立ち会っていたが“お咎めなし”だったため、アンプレアブルを宣言してそのままプレーを続行し単独4位でホールアウト。 ところが翌朝現場にいた関係者からLPGAツアーに「捜索に3分以上かかっていた」と通報がありVTRで確認したところ3分25秒を要していたことがわかった。3分以内にボールが見つからなかった場合は2打地点に戻り4打目を打つべきだが、プレーを続行したことが「誤所からのプレー」とみなされ失格となった。 (みんなのゴルフダイジェスト「https://www.golfdigest-minna.jp/_ct/17704451」より)
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