アーセナルのコーナーキックをどう止めればいい? クロスは自由に蹴らせる、マガリャンイスへのダブルマークなど驚きの提案
完璧に抑えるのは難しいレベルに
アーセナルのセットプレイをどう止めればいいのか。これはプレミアリーグの各クラブにとって大きな課題となっている。 先日行われたプレミアリーグ第14節のマンチェスター・ユナイテッド戦では、アーセナルがコーナーキックから2ゴールを奪って2-0で勝利している。アーセナルはコーナーキック時に選手たちをファーサイド側に集結させる戦術を取っていたが、背後から一気に流れ込んでくるアーセナルの選手をマンUは捕まえられなかった。 英『The Sun』のジョーダン・デイビス記者は、風変わりな提案も含めてアーセナルのセットプレイを止める術をいくつか紹介している。 1.マガリャンイス&サリバにマークを集中させる セットプレイで最も危険なのは、おそらくこの2人だ。特にマガリャンイスは空中戦を大の得意にしており、1対1で止めるのは難しいかもしれない。 そこでデイビス氏は「マンマークでは難しいようだ。ならば、マガリャンイスとサリバにそれぞれ2人ずつダブルマークをつけ、他の選手が活躍しないことを祈る戦術はどうか」と驚きの提案をしている。アーセナルの場合は他にもリッカルド・カラフィオーリ、トーマス・パルティ、カイ・ハフェルツ、ミケル・メリーノなどサイズのある選手がいるが、優先順位としてはマガリャンイス&サリバの動きを封じる方が先か。 2.ファウルをもらいにいく チャンピオンズリーグの戦いに目を向けると、アーセナルは11月にインテルと対戦して0-1で敗れている。このゲームではアーセナルに13回ものコーナーキックがあったが、インテル相手には1点も奪えなかった。同記者はCLとプレミアの審判ではファウルの笛を吹く基準が少し違うと見ており、激しいブロッキングはファウルとなることがある。 今年2月に行われたCLベスト16のFCポルト戦1stレグでアーセナルは0-1と敗れているが、この時も10回のコーナーキックを活かせなかった。ポルトの選手たちはファウルをもらおうとピッチに倒れて積極的にアピールしていたと同記者は指摘しており、同じようにプレミアでも審判にアピールしていくのはどうかとの提案だ。 3.クロスをブロックしない アーセナルは右ウイングにブカヨ・サカ、左にガブリエウ・マルティネッリが入る機会が多く、両者は1対1で縦へ仕掛けてクロスを蹴るパターンも多い。それをブロックしてコーナーキックになるケースが最もオーソドックスなパターンだろう。そこでサカやマルティネッリをインサイドへ仕掛けるよう誘導し、縦に仕掛けられた場合はクロスを自由に蹴らせてはとの提案だ。無理にクロスをブロックしようと足を伸ばすと、その足に当たってコーナーを取られる危険性がある。それならばクロスを蹴らせた方がリスクは低いのかもしれない。 いずれも少々強引な提案ではあるが、それほどアーセナルのセットプレイを止めるのは難しくなっている。
構成/ザ・ワールド編集部
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