【第100回早明戦】明大“らしさ”見せた 神鳥監督「絶対にやり返せる」大学選手権で巻き返し
◇ラグビー関東大学対抗戦Aグループ 明大24―27早大(2024年12月1日 東京・国立競技場) 【写真】<早大・明大>試合後に握手をする両校の1年生SOの早大・服部(左)と明大・萩井 1923年の初対戦から節目の100回目を迎えた伝統の定期戦「早明戦」で、明大は24―27で早大に敗れ、2敗目(5勝)を喫した。これで対抗戦は3位で最終順位が確定。全国大学選手権では今月14日の3回戦(東京・秩父宮ラグビー場)で関東大学リーグ戦3位の東海大と対戦する。 敗れた明大だが、前半はモールで2トライを奪い、3点差の終了間際も最後まで逆転トライを狙いに行くなど、随所でらしさを見せた。試合後の会見で神鳥裕之監督は「4万人の観衆の前で、100回目の早明戦ができたことに感謝。早明戦らしい意地と意地がぶつかる試合だった」と総括した。 誤算だったのは後半にNo・8木戸大士郎主将(4年)がタックルの際に頭を強く打ち、途中交代したこと。それでも残り2分のトライで3点差に詰め寄り、最後も敵陣ゴールラインに迫った。木戸自身も「悔しかった。(タックルの)スキルを使えていなかった」と悔やんだが、仲間には「アグレッシブに明治のラグビーを体現してくれた」と感謝した。 大学選手権は3回戦から登場し、18年度以来6季ぶり14度目の大学日本一を目指す。負けたら終わりの気の抜けない戦いが続くが、神鳥監督は「今年のチームはどんどん強くなっている。この敗戦で大きく成長すると思う。本当の勝負は選手権。絶対にやり返せると思って勝ちに行く」と語気を強めた。