佐々木朗希代理人が語る23歳でメジャー挑戦の理由…「いつ怪我をするか…人生に絶対的なものはない」…朗希の人生観を代弁
ロッテからポスティング・システムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希の代理人、ジュエル・ウルフ氏が10日、ウインター・ミーティング開催中のテキサス州ダラスで会見した。米メディアの疑問の一つが、なぜ25歳になる前にメジャー挑戦を決めたのかー。佐々木はあと2年待てば、ドジャースに入った山本由伸のように大型契約を結ぶ可能性が大きかった。しかし、25歳未満の佐々木は大リーグの海外契約選手の規定で、マイナー契約からのスタートで、契約金や年俸は大幅に制限される。 25歳でくれば、もっと稼げるはずだったのになぜかとの米記者の問いにウルフ氏は2つの見解を口にした。「この質問は1000回くらい聞かれた。業界の人たちみんなから。答えにくいが、日本文化が理由のこともあるし、佐々木朗希という人間性もある。朗希の目を通して見ると、人生に絶対的なものはない。彼の人生で起こったことを見ても、彼は何も当たり前だとは思っていない。一部の人々が思い込んでいるように、2年後に山本のような契約を結ぶという絶対的な保証はない。野球はそんな風にはうまくいかない。 ここで投手が負傷するケースが流行していることを考えれば、彼にも同じ問題が起きる可能性がある。彼は肩を2度怪我しているし、脇腹の負傷も経験している。 思うようにいかない可能性もある」。 そしてもう一つの理由として、「高校時代からメジャーリーグに来ることが彼の夢だった。彼はダルビッシュ有や田中将大、松坂大輔といった選手たちに憧れて育った。これは彼がずっとやりたかったこと。WBCに参加し、メジャーリーガーたちと交流したことで、『自分が早くやりたいことだ』と確信し、決意を固めた」と語った。
中日スポーツ