キャベツは1玉まるごと買うのが一番お得だけど、1玉買っても使い切れない…そんな人が多いのでは。でも、キャベツは冷凍できるんです。1玉で買って使わない分を冷凍しておくのがお得！ただし、冷凍前の「切り方」にコツがあります。 【画像】1玉買っても困らない！キャベツの使わない分は冷凍して！野菜ソムリエが失敗しない冷凍方法を解説 今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、失敗しないキャベツの冷凍方法を教えてもらいます。

切って生のまま冷凍が最適！

サンキュ！

キャベツは、洗ってざく切りやくし切りなど、あとで使いたい形に切り、水気をふき取ってジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて冷凍しましょう。このとき、水気をできるだけしっかりふき取ることと、袋に入った空気をしっかり抜いてから冷凍するのがポイントです。 冷凍したキャベツは1カ月ほど保存可能。そのまま解凍して食べることもできますが、通常とは食感が変わってしまうため、加熱調理して食べるのがおすすめ。凍ったまま鍋やフライパンに投入して炒め物や煮物に使うと、短時間で火がとおって味もしみやすいので、時短にもなりますよ。

避けてほしい「切り方」は？

キャベツを冷凍するときは、せん切りやみじん切りのようにこまかく切る方法は避けてください。冷凍したキャベツは調理する際に生のキャベツよりも水分が逃げやすく、こまかく切ってしまうと食べごたえがなくなってしまうからです。 そのため、大きめのざく切りにしたり、細長い形にしたい場合は1～1.5cmくらいのやや太めのせん切りにしたりするのがおすすめ。「ちょっと大きいかな？」と思っても、加熱調理したあとはしんなりして食べやすいサイズになっていることが多いです。

「塩もみ」でも冷凍可能！

ここまで、洗って切るだけで冷凍する方法について解説してきましたが、キャベツは塩もみした状態でも冷凍することができます。ざく切りにしたキャベツに多めの塩をふってしばらく置き、ギューッとしぼって水気を出してから、使いやすい量をラップにつつんで保存袋に入れて冷凍してください。生で冷凍する場合と同様に、1カ月ほど保存可能です。 使うときは、そのままスープや炒め物に入れることができるほか、沸騰させたお湯にサッとくぐらせるとそのまま食べることができます。お湯に長くつけすぎると食感が変わってしまうので、気をつけてくださいね。